読書感想文の書き方【つまらない本・面白くない本】編


本を読んで「つまらなかった」「面白くなかった」「期待外れだった」場合、読書感想文はどう書くか?

・・今回は、ありそうでなかったこのテーマでお伝えいたします。

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実は、多くの課題図書や名作は、読んでみたら「つまらない」「面白くない」「期待外れ」だったりするため、この知識は感想文を書くうえで重要なはずなんです・・

(^∇^)″

そもそも「読書の感想」ですから、こう書かないとダメ、というものはありません。確かに高得点を得るための書き方や条件というのはありますが、とりあえず感想文を提出することを第一に考えているのであれば・・・

読んでつまらなかった本に対して「感動した」「衝撃を受けた」なんていう、見えすいた を書かずにも感想文を提出できるようになります。(笑)

また「つまらなかった」と認めることで、驚くほどスンナリ感想文が書けるようになるはずです。それは人間のもつ「批判好きの心理」が活かせる書き方だからです。(笑)

肯定的な内容は書きにくいものですが、批判から入る内容なら匿名サイトへの書き込みのように「容赦なしに書ける」という「ダークサイドの心理」が人間にはあるのです・・・

ブログの更新ができないと悩んでいる人の中には「頭にくる話題」や「嫌いな人の発言」を探し、それについて文句を書く、というノウハウ(?)で、ブログの更新をしている人もいるほどです・・Σ(゚д゚lll) 怖!
 

【つまらない本】【面白くない本】の読書感想文の書き方

それは・・

「つまらなかったからこそ得られた学びや発見」を書くことです。

そもそも、学校がなぜ生徒に読書感想文の宿題を課すかといえば、そこに何らかの「学び」や「発見」といった「成長」を得てもらいためです。

読書感想文を書くうえで大切なことは、読書の前と後でどのような変化(学び・成長)があったかを伝えることです。もちろん、望ましい方向での変化を期待しているものですので、人として望ましい方向での学びや成長があったことが分かれば、本自体は「つまらない内容」でもよいのです。要は「成長」という方向性が感じ取れる感想文にすることが大切なのであり、感想文に「意外性」「個性」をかもし出すためのテクニックとしても面白いといえます。

本の内容というより「本を切っかけとして得られたもの発見できたもの」をメインに書くことです。ただ、本の中に書かれていたフレーズをまったく出さないのでは「本を読んでない」という印象をあたえてしまうため、ところどころに本文中のフレーズを引き合いに出しながら、書き進めることが必要になります。

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「つまらない本」の読書感想文の書き方の例(テンプレート)

今回、以下で紹介する書き方は、テンプレートのように、黒丸部分「●●」を、あなたの読んだ本の内容にアレンジすれば、そのまま使えるようにしてあります。

コピペしてそのまま提出するのは、さすがに感心しませんが、穴埋めした後、独自のアレンジを加えれば、先生も納得する感想文になるはずです。文字数もやや多めに、約2500文字ありますので、不要な部分をカットしたり加工を加えながら活用していただければと思います。

書き出しの「つかみ」の例はこちらのページに書かれています。

読書感想文の書き出し例文【8パターン】+α
 

書き方の例(文字数:約2500)

私は年間、約40冊ほどの本を読んでいるのだが、その中には面白い本もあれば、当然ながら「つまらない本」もある。その中で、この本は、どうにもこうにも私の心に響く部分がない「つまらない本」であった。

私にとって「心に響かない本だった」という大事実の「感想」が現に存在するのであるから、それを偽るわけにはいかない。さらに加えれば「なぜこの本が他の多くの作品を退け課題図書に選定されたのか」という疑問さえ浮かんだほどであった。

しかし、そのことが私にとっての「心に響く本の条件」や自分に合った「読書のスタイル」を考えさせる切っ掛けを与えてくれることとなった。

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ストーリは●●という時代背景のなか、主人公の●●が、●●というものであり、登場人物の●●との生活の中で、徐々に●●していく●●をテーマにした物語であった。

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もちろん、この本も読書のプロである選定者が選んだ本であるのだから、「感じてもらいたい重要なテーマ」があるに違いない。なのに、なぜ私の心には響かなかったのか。つまらなかった理由としては、まず、本書で取り上げられたテーマ自体が、今の私に関心がなく、いわば「心に適合しない本」だった点があげられる。

当然ながら、●●というテーマは、人間にとって重要なことであるとは理解できる。時代を超え人類が抱えてきた最大級の課題の一つだと「知識の上では」理解している。

主人公の●●が●●の中で、●●●●●をする場面があったのだが、本来、著者はこのエピソードを通じ、人間のもつ●●の大切さや、心の葛藤の末の「本来的な在り方」を考えさせたかったのかもしれない。しかし、このエピソードも、ドラマや映画でよく題材にされるものであり、「いまさら感」が漂う内容にしか今の私には感じ取れなかったのだ。

むしろ、アニメの作品の方が、このテーマに関して巧みな演出を施し、心に響くように作りこまれた作品がたくさんあるように思えたのだ。

また、登場人物の●●が、●●の場面で、主人公に対し「●●●●●」という言葉を書けた部分も、本来的にはこの本の重要な部分であることは分かる。映画やドラマでいえば、クライマックスのように重要な点のはずだ。人間は、そのような●●に対し、●●●●●をしてしまいがちな点を著者は表現したのだと思う。しかし、現実的にそのような経験を現代の日本で、私が今後経験するというのがありえない非現実的な内容に思え、リアリティーを感じられなかったのである。

その点を訴えるのであれば、私としてはこのようなエピソードではなく、むしろ●●を引き合いにだして訴えられた方が今の私には伝わるものがあったはずである。おそらく、この本で書かれている多くのエピソードに、私がピンとこなかったのも、今の自分がそのテーマを考え、受け入れられるタイミングにないからなのだと思う。言い換えれば「新鮮さ」や受け入れるだけの「心のお膳立て」が整っていない段階だったのだと思う。

人にはそれぞれ、人生の中で教訓を得る「最適なタイミング」があり、そのタイミングは人によって違うはずである。そのため重要だとは認識してはいるものの「感動する」「心に響く」「ピンとくる」とまでには至らなかったのだと思う。

その「最適なタイミング」というものが、いつなのかは、本人でも分からない。おそらくそれは「何かを実体験として経験した後」だと考える。「経験という骨格がなければ肉である知識は定着しにくい」のだと思う。若い人より、ご年配の方のほうが涙もろいのも、多くの人生経験を積んでおり、さまざまな情報に対し「照らし合わせる実体験」が存在するからだろう。

もし、私に実体験が伴っているのであれば、本書の後半で、●●が●●し苦しむ場面にも今とは違った感情変化や感想が芽生えたのかもしれない。しかし、この場面でさえ、別の類似のドラマの場面と比較してしまい感動するような気持ちにはなれなかったのだ。

課題図書の選定者も、さまざまな人生経験を積んだ「大人」であるから、この本を「良い本」として課題図書に選んだに違いない。つまり、この本を私が「つまらない本」と感じたのは、私自身に人生経験がまだ足らないからにほかならない。言い換えれば、つまらないのはこの本ではなく「私自身の人生経験」といえるだろう。しかし、こればかりは反省できるものではなく、今後の経験次第で成長するのだから「今後の楽しみ」と受け止めたい。「人として大切なこと」といわれるものに対して、大切だと感じ取れるだけの経験を積む楽しみである。

付け加えれば、今回の読書経験を通じ、一つ日本語における発見があった。それは「つまらない本」の「つまらない」とは「記憶に残らない」つまり「頭に詰まるものがない」という意味だと悟れた点である。

本書の場合、読み上げて1日しかたっていないにもかかわらず、記憶に残っているのは、先に紹介した2つのエピソードと、登場人物の●●が、●●の場面で主人公に投げかけた「●●●●●」という発言だけである。おそらく1年後に記憶として残るのは正直一つのエピソード程度だと思う。

人として大切なことを学ぶのは、脳に負担のかかる読書より、ドラマや映画のように受動的なスタイルで習得したほうが、私には適していると感じた。

私の場合、読書のスタイルとしては、目の前に抱えた個人的な関心に素直にしたがい、今必要な情報を今習得していくスタイルを続けていくことが、トータルで効果的な情報収集術になると考えたのだが、この考え方を、実体験として得られたことは、先に述べた「経験という骨格」を得たものであり、今後、さまざまな情報を習得するに際し活用できるに違いない。

まとめれば、今回の読書で得られたものは、著者のメッセージについてはほぼ「ゼロ」に近いものであったが、今後の読書の考え方や、情報収集術、時間の管理法などを考えるうえで、よきヒントになった有益なものであった。
(文字数:約2500)

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【その他の視点】

自分と合わない考えの著者であることを書いたうえで「もし私なら」調で、そのテーマについて考え方を述べるスタイルも書きやすいでしょう。本の中に出てきたエピソードやフレーズを取り上げ、著者と自分の考え方を比較するスタイルで書くわけです。

そして、最後のまとめ方としては「自分と異なる考え方の本を読んだおかげで、以上のような新しい課題を発見することができたことは、一つの収穫だったといえる。」・・のように「学び」や「気づき」があったことにつなげるわけです。

標準的な読書感想文の書き方と構成(何をどの順序で書くか/話をどう膨らませるか)はコチラ
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