読書感想文の書き出し例【中学生・高校生】入賞21パターン


読書感想文を書くに場合、書き出し(書き始め) でつまづき「ぜんぜん先に進まない」という状態に陥りがちです。掃き出しがスムーズにいけば、それに続く文章は書きやすいものです。

読書感想文の構成(何を+どの順番で書くか)には、いくつかのパターンがありますが入賞しやすい「書き出し」にもいくつかのパターンがあります

今回はその「読書感想文の書き出し」の部分に注目し過去の入賞作品の中から応用できそうな21パターンを選んだものです

おもに中学生高校生が読書感想文を書くことを想定していますが大学生社会人の方にも活用できる内容です。定番の書き出しから、やや奇をてらった書き出しまでありますが「応用しやすい書き出しの例」という点に重点をおいて紹介しています。

例文を紹介したもは、そのままコピペして使っても構いませんが、ほとんどの場合「自分の言葉とちょっとちがうな・・」という印象を持つはずです。ですのでドンドンアレンジして「原型が分からなくなるほど」修正し、自分の言葉にしてください。それが理想です。

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読書感想文の書き出しの例(書き始めの例)21パターンとは?

自分なりの書き出し方が思いつかない場合は次に掲げる書き方を参考にしてみましょう。

目次

 
以下では、それぞれの書き方を解説していきます。
 

「この本を選んだ理由」からはじめる

「この本を選んだ理由」は、感想文を読む側も関心のある点ですので「なぜこの本を選んだのかの説明」から入る書きだしは、読み手にも読みやすい最も標準的な読書感想文の書き出し方といえます。

【例文】
世界中で新型コロナウィルスが蔓延する現在、先進国のほとんどの国で80年前の本が再びベストセラーになっていることを知った。

その本では都市封鎖や感染者への差別など、現在各国で見られる「現実」が、あたかも現在の世界を取材して書いたのではないかと思えるほど酷似した内容で書かれているというのだ。

そのため、一部では「予言の書」とまで呼ばれていのだという。私はニュースでその事を知り「予言の書」なるその本を読まずにはいられなくなり、すぐにネットで注文した。

その本こそが、フランスのノーベル文学賞受賞者、アルベールカミュによって書かれた『ペスト』である。この本は・・・

 

【応用例①】「そんな私・・」でつなげる

以下は「この本を選んだ理由」伝えるために、本を手にするまでの自分を語った後「そんな私」でつなげる効果的な書き出しの例になります。

いつのころからか、私はニュース番組などで、○○の話題が取り上げられるたび疑問に思うことがあった。それは、なぜ○○とは○○なのかということである。そんな私であるため、感想文を書くため本を選ぶ際、真っ先に浮かんだのが、この○○について書かれたベストセラーを読んでみることだった。

 
読む前の「あなた」をそれとなく書き出し部分で紹介すれば、読了後の「あなた」の変化(成長・学び)を比較できるため、感想文の読み手にその変化を効果的に伝えることもできます。通販のCMでも、ビフォー&アフターの「ビフォー」を必ず伝えますが、それと同じような効果が、冒頭部分で、読む前の自分を紹介することなのです。
 

以下は「そんな私」を使った書き出しのバリエーションです。

・「そんな私が、偶然書店で手にしたのがこの本でした。」
・「そんなときに出会ったのが、この本でした。」
・「そのとき偶然目にとまり、手にしたのがこの本だった。」
・「そんな自分に、一つの光をあたえてくれたのがこの本でした。」
など

今年の二月、僕は自宅近くの公園で仔猫を拾った。真冬の寒さの中、放っておくとすぐに死んでしまいそうなほど、か細い声で鳴いていたのだ。猫を飼った経験がなかったため、仔猫にはどのような餌を与えていいものかも分からず、すぐに近くの書店に駆け込み、役に立ちそうな本を探した。

知りたい情報は立ち読みで済んでしまったのだが、そのとき近くにあった本に目にとまり、偶然手にしたのがこの本だったのだ。僕は仔猫の看病をしながら、その日のうちに一気に読み終え、これまでにないほどの大きな感動を得ることとなった。今になって思えば、その仔猫は、僕をこの本に引き合わせてくれた、まさに「招き猫」そのものだった。この本は、世界で初めて、動物が人に与える癒しの効果を・・・

 
このように、読書感想文の冒頭部分で、その本との出会いを「運命的な出会い」であるような演出ができるわけです。

人間は「他人の人生の転機となった原因や方法」を知りたがるものです。そのため「この本との出会いが自分の人生のターニングポイント(転機)になった」と伝わるこの表現を用いることにより、読み手に、後の文章に「ワクワク感」を与えることがでるのです。

①まず、日頃の悩みや疑問、関心ごと、最近の出来事などの説明を書く。
②その後、次のような運命的出会いを感じさせる「接続の文」でつなげる。

「そんな私が、偶然書店で手にしたのがこの本でした。」
「そんなときに出会ったのが、この本でした。」
「そのとき偶然目にとまり、手にしたのがこの本だった。」
「そんな自分に、一つの光をあたえてくれたのがこの本でした。」など

そのあと・・

③「この本は~」で本の内容の簡単な説明に入る。
 
つまり、ドラマチック性を高めるシナリオの王道である「そんな私」+「偶然の出会い」の演出を読書感想文に応用したものす。

・・ま、ここまでドラマチックにしなくても、初めに紹介した標準的な例でも、この本を選んだ理由を効果的に伝えることはできます。
 

以下は「この本を選んだ理由」から始める応用例②になります。

【応用例②】その本が自分にとって特別な本だから選んだことにする

この方法は長年読み継がれているロングセラー本などに使える方法ですが、読み手が思わず「なに!?」と引きこまれる書き出しにできます

例えば、次のような展開はいかがでしょうか。本の内容には一切触れずに、どのジャンルの本でも、いきなり 約300字 程度の分量をうめることができます。(^∇^)″

書けない人が、無理やり文字数を埋める「裏ワザ」的文章術といえます。

私がこの本を読むのは、実はこれが4回目になります。初めに読んだのは小学校6年の夏休みでした。当時の私には、使われている表現や内容が難しく感じられ、本来的に著者が伝えようとしていた大切な部分すら分からずに読み終えてしまいました。読解力の乏しい当時の私でしたが、どうにも心に残る登場人物のセリフがあったため、そのセリフを口にするにいたった背景を理解しようと、すぐに2度読み返した本だったのです。
 年月を経た今回、改めて読み返えすことにしたのは、子供のころの私に影響を与えた思い出深い本だからという理由と、私にとって「感性の成長を知る手掛かり」になる唯一の本でもあったためです。(297字)

 
・・・このような「理由」があるのであれば、その本を選んだことに納得せざるをえません。また、これまでに読んだ回数を示すことで「4回も読んだ!?」と強く興味付ける効果を与えます。

読書感想文に限ったことではありませんが、興味づけさせ、説得力を与える秘訣の1つが、後でも紹介しますが、文章に「数字を用いること」なのです。

また、このような書き出しの利点には「過去の自分の感想」と「今の自分の感想」というように、2人の自分の視点から感想を書くことができる点があげられます。つまり、本の同じ部分に対して「2人の自分」の感想を対比させながら書けるため、その後の文章の「文字数」も稼ぎやすくなるのです。(^∇^)″ 
 

「カミングアウト」で始め、興味づける例

同情をひくカミングアウトは、読書感想文の高評価の裏ワザ

自分が言いにくい「心の闇」や「恥」をカミングアウトする内容は高得点の鍵。

例えば「私には病気の弟がいる」とか「私の父は本当の父ではなく・・」などから始める書き方です。

これらは本来ならプライベートな内容であり、他人に伝えなくてもよい内容のはずですが「そこをあえて」読書感想文の中でカミングアウトすることで「カミングアウトポイント」とでもいうべき高評価が得られやすくなるのです。(必ずそうなるわけではありませんが・・)

そのため毎年、勝手に親戚を殺したり、居もしない親戚を登場したりする生徒さんもいるようですが、なるべく本当のエピソードだけを書くようにしてください。(笑)

特に課題図書の定番ジャンルとして毎年選定される「命の大切さ系」の本や「コミュニケーション障がい系」の本、「弱者保護系」「動物愛護系」「闘病系」「差別をなくそう系」「いじめ系」「愛情欠乏系」の内容の本には、この身内の不幸をカミングアウトする内容は高得点につながります。

【入賞作品の例】
私は筋ジストロフィーで、一歳から六歳までずっと入院し、歩けたのは七歳になってからだ。周りはお医者さんや看護師さん、そして家族。友達は誰もいなかった。やっと退院し家に帰れた時、私は家族と一緒に居られる、ただそれだけで嬉しかった。けれどやはり友達が欲しかった。友達と遊びたかった。話したかった。家族はとても私を大切にしてくれたけれど、私はそれでも自分だけが外の世界から切り離されているようで淋しく辛かった。全文掲載ページ

 

【応用例】
私は読書感想文の宿題が出されるたび、いつも恥ずかしい思いにかられる。それは、私の本の読み方が多くの人のそれとは違うためだ。

私の本の読み方は、本の内容をそのまま受け入れるということがまったくなく、物語の場合なら「ここでこういう展開だったら、もっと面白かったのになぁ~」とか「こうすれば作者の思いが、もっと伝わったはずなのになぁ~」などという「空想」を働かせながら読むことを楽しみにしているからだ。

そのため、どこの部分でどのように空想したかを正直に発表してしまうと、あたかも自分のことを心理分析されるような「恥ずかしさ」でいっぱいになるのだ。

その空想とは、多くの場合、倫理的に正しくなかったり、いじわるな性格な人間としか思えないものであったり、とても読書感想文として高い評価を期待することは難いものばかりなのだ。

ただ、救いとしては、自分自身でも「感想文としては不適切である」と点を理解できていることである。つまり、本来的に好ましい感想文というものも客観視できる状態であるため、まったく社会性のないダメ人間ではないことが一応自分でも分かっている点が救いというわけだ。

そんな私であるため、今回読んだ、この『○○』につての感想(空想)を、恥ずかしさをこらえ書かせていただければ、この『○○』という作品は、主人公の○○が、ストーリーの後半で○○した場面では、むしろ・・・・・・・・・という展開だったなら、なおいっそう作者が伝えようとしたであろう、○○が読者に伝わったのではないかと思う。作者のストーリー展開では・・・

 
※空想も「感想」=「感じた事」や「連想」「発想」「妄想」の「想」の一つであるため、感想文の内容として記載する場合、必ずしもNGというものではありません。しかし、最終的にはこの本を読んで「何らかの学びを得ることができたこと」が伝わる感想文にする必要があります。つまり、個人的な空想を紹介した場合、後半部分では「この本からどのような学びや発見、反省を得ることができたか」を伝える「まとめ」につなげる事が必要です。
 

 

印象に残ったセリフではじめる

制作中です

 

イメージとのキャップからはじめる

この本を読む前に、タイトルや表紙のデザインから想像した、この本に対するイメージを紹介し、実際読んでみた印象に繋げるスタイルで書き出す方法です。

例)私はこの『○○』を手にしたとき、おそらく●●●●●といった内容が書かれている本だと予想した。しかし、その予想は良くも悪くも大きく外れることとなった。実際読んでみると、この本は・・・・など。
 

読んで感じた「結論」からはじめる

例)「無知ほど怖いものはない」---私はこの本を読み、自分がいかに情報不足から、ある意味「無邪気なまでの決めつけ」を生活の中でしてしまっているかに気づかされることとなった。また「知らぬは仏」ということわざもあるが、人間は知らないことに対しては何らの抵抗も不安もなしに「大罪」すら犯してしまうものだということを、この本は私に教えてくれた。この本は・・・・
 

「名言」からはじめる

「他人に善を尽くすとき人は自己に最善を尽くしているのだ。」マザーテレサの人生は、まさにこの言葉の~
 
など・・

このように、その本からの学びを一言で表す「短いフレーズ」や、要点を的確に伝える「格言」「名言」をまず書き出し、それに続けて「この本は、まさにこの教えを私の心に刻みつけてくれる本となりました。」・・のようにつなげます。

そして「なぜ、そのような学びを得ることになったのか」を「説明」していくスタイルにすれば、その後の文章は書きやすくなります。苦手意識のある「感想文」も「説明文」「解説文」だと思えれば楽に書けるのです。
 
 
また「読んで感じた「結論」からはじめる」も同じように、その後の文章を「その説明」調で書いていけるようになるため、書く苦労が少なく感じる文章術です。

学んだことの「結論」を先に掲げることで、読み手の「そう感じた理由を知りたがる心理」に働きかけることができます。人間には「理由を知りたがる心理」があるからです。
  

「体言止め」ではじめる

文章は通常「○○です。」「○○ます。」「○○である。」「○○だ。」のような表現で終わります。これに対して「体言止め」の表現は「名詞でおわる表現法」です。(名詞のことを「体言」ともいうためです)例えば・・・

「青い空、白い雲」
「鐘が鳴るなり法隆寺」

このように、体言止めを使うと、一般に「美しさや素晴らしさ」「語り手の感動」が強調される表現にすることができます。

※そのほか「自慢げな様」などを表現することもできます。例えば・・・

「これが私の彼のフェラーリです」より
「これが私の彼のフェラーリ!」

のほうが、最後の名詞が協調されるため、自慢げな様や、誇らしげな気持ちが伝わってきます。(笑)

【応用例】
大音響で鳴く蝉の声。カンカン照りの太陽の光。むせかえるような若葉の香り。九州の実家には、今年も相変わらずの夏があった。毎年繰り返されるこの風景を、私は何度見てきただろう。

しかし、今年の夏は、ある一冊の本とのであいによって、これまでとは一味違う夏の終わりを迎えることとなった。この夏、私は生涯わすれることがないであろう一冊の本と出会ってしまったのだ。・・・・・

 

「人のタイプの分類」ではじめる

「人間には二つのタイプが存在する。それは、○○なタイプの人間と、そうでない人間である。」

この例のように、人間をいくつかのタイプに分類すことで、文章に興味付けさせることができ、また説得力を高めることができます。

分類ができることを示すことで、前提としてのデータが存在することを間接的に伝える効果が加わるため、論理性や科学性のある内容に感じさせることができるのです。

【応用例】

・「人間には二つのタイプが存在する。それは、夢を夢で終わらせるタイプの人間と、努力によって夢を現実化させる人間である。この本の主人公である○○は、まさに努力によって夢を叶えた代表のような人であった。」

・「世の中には二つのタイプの人間がいる。それは社会性を意識した振る舞いのできる人間と、独善的な人間である」

・「世の中には政治に関心のある人間とそうでない人間がいる。実はこれまでの私は、まさに後者であった。しかしこの本を読み・・・」

・「大人の判断とはどのようなものであろうか。世の中には大人と子供がいる。しかし、大人の中にも独善的な判断しかできない子供のような人間もいる。」

・「戦争を経験した人間とそうでない人間とでは、戦争に対する捉え方がまるで違うものだ。」・・など。

(おまけ)「人間には二つのタイプが存在する。それは、なんでもかんでも二つに分けて考えようとする人間と、そうでない人間である」(笑)
 

あらすじの紹介からはじめる

「この本は」「この物語は」から始め、本のあらすじや概要を解説したあと「私はこの本を読み」につなげる感想文は、どのジャンルの本にも使える、代表的な感想文の書き出し方の1つです。

「この本は」+「私はこの本を読み」

【展開例】
①この本は・・・
②私はこの本を読み、○○について生まれて初めて真剣に考えさせられることになった。
③私は以前・・・
④最近のニュースでも・・・
⑤これらは、この本の○○で書かれていた○○と同じ心理が影響しているのだと思う。
⑥このテーマに対し、これまでの私は○○という考え方をもっていたのが・・・
⑦おそらく著者は、読者に○○の大切さを伝えようとこの本を・・・
⑧私は本書を読み、○○について・・・という、これまでの考え方を反省させられた。
これからは、○○について、○○という視点からも捉えるようにしたいと思う。

 

冒頭分をそのまま紹介してはじめる

『「○○○○○○○○○○」という書き出しで始まるこの小説は・・』式の書き出しは、本の「あらすじ」や「概要」の紹介にスムーズに入るためのクッションのような使い方で用いられることが多い表現方法です。

いきなり、あらすじや概略の紹介に入るのは芸がないと思える場合に、演出方法の一つとして使える表現です。以下は、夏目漱石の『坊ちゃん』の感想文の書き出しの例です。

「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」という書き出しの通り、坊ちゃんの無鉄砲な失敗が、いっぱいのこの小説。ついクスクスと失笑させられる。しかし、この失笑は実に痛快なものである。それは結果としては失敗であっても、坊ちゃん自身の心はいつも正しく、純粋であるからだ。その失敗の一つ一つに、坊ちゃんの一徹な、どこまでもまっすぐに生きようとする意気込みがあふれていることが感じられるからである。物語は・・・・

 

「感激」を率直に伝えることから始める

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心の「つぶやき」から入る

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主人公への語りかけで始める

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主人公への手紙で始める

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疑問の投げかけから入る

「命は大切だといいます。ではなぜ戦争になるとあれほど簡単に人を殺せてしまうのでしょうか」など・・

こちらは「疑問を疑問のままにしておきたくない心理」に訴える方法です。「疑問に対して答えを知りたがる心理」といってもいいものですが、疑問の投げかけは、相手の頭に「なぜ?」の感情をいだかせるものであり、相手に対して「意図的に欲求をつくる行為」なのです。

簡単にできる心理操作的表現の1つですが、その後の文章(答え)に興味をもたせる効果があります。また、「この本は私に次のような問いを与えてくれた。それは・・」とする書き出しも同じ効果を与えることができます。

この本は、私に次のような問いかけを与えてくれた。それは「戦争を望む人間はいない。しかし太古の昔から科学が発達した今日にいたるまで戦争はなくなってはいない、それはなぜか」という問いである。物語は・・・

 

「もし」で始める

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最近のニュースからつなげる

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関係ない話からつなげる

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「数字を利用する」の例としては・・

「この本を読むのは、実は4回目になります」の所でも紹介しましたので、その他の例としては・・

「私がこの本を買うのは、これが3回目になりました。」
「私がこの本の感想文を書くのは、これで2回目になります。」
「この夏、私は22冊の本を読破した。ひと夏の読書量としては自己新記録を~」や、

本文の中から発見した数(個数・回数)や、あなたの知っている統計的な事実などを引き合いに出すのも良いでしょう。読者の知らないような「具体的な数字」をあげることは、文章に「ニュース性」を与えることになります。

人間は自分の知らない新しいこと(ニュース)に対して反応を示す心理があります。つまり、文章に具体的な数字を盛り込むことで、読者に「なに!?」と、注目させる効果を与えることができるのです。

韓国では毎年約200万頭の犬の肉が食用として消費されています。また、日本ではクジラの漁に対し海外から強く非難されていることがニュースでよく取り上げられています。そればかりか、日本ではいたるところで「マグロの解体ショー」が実施され人気の「ショー」の一つになっています。このような事実を知るたびに、私は今日の人間の「食」に対する意識に違和感をもつようになりました。今回『いのちの食べ方』という本を題材に選んだのは、そんな私の、人間のもつ「食」に対する考え方を・・

 

「否定から入る」の例としては・・

通常、読書感想文を書く指導においては、本を褒めるスタイルをよしとする傾向にあるため、感想文の読み手も「感動した」「驚いた」などの文字が散りばめらている感想を想定します。

そこで敢えて、本の内容や著者のセンスを否定すスタイルから入るのも、読み手に「インパクト」や「意外性」を出すことに成功します。

私は年間、約40冊ほどの本を読んでいるのだが、その中には面白い本もあれば、当然ながら「つまらない本」もある。その中で、この本は、どうにもこうにも私の心に響く部分がない「つまらない本」であった。

私にとって「心に響かなかった」という大事実の「感想」が現に存在するのであるから、それを偽るわけにはいかない。さらに加えれば「なぜこの本が他の多くの作品を退け課題図書に選定されたのか」という疑問さえ浮かんだほどだった。

しかし、そのことが私にとっての「心に響く本の条件」や自分に合った「読書のスタイル」を考えさせる切っ掛けを与えてくれることとなった・・・

 
ポイントとしては、結果として、この読書によって「つまらない本であったからこそ得られた学びや発見」を伝える内容にすることです。本の内容というより、本を切っかけとして得られたものや、発見できたものを書くという視点です。

また「つまらなかった」と認めることで、驚くほどスンナリ感想文が書けるようになるはずです。それは人間のもつ「批判好きの心理」が活かせる書き方だからです。(^∇^)″

実際、ほとんどの課題図書や名作が、読んでみたら「つまらない」「期待外れ」であるため、それに対して「感動した」「衝撃をうけた」といった を書かずにすみ、心に素直な書き方であるともいえます・・(~_~;)

この書き方については、専門のページがあり、そのまま使えるテンプレートも書いてありますので、ご参照ください。
読書感想文の書き方【つまらない本・面白くない本】編

また、著者の意見が特定の方向に偏っていると感じた場合、以下のような「アンチ側の意見」「挑戦的な感想」を書き進めるのもよいでしょう。難易度は高くなりますが、過去にたくさんの考察をしてきた人にはおすすめです。相当強力なインパクトを与えます。締めくくりは「自分とは真逆の考え方を知ることができ、そのような人と、これからどのように調整を図るべきかという新しい課題がみつかった」・・のようにすれば「学び」や「新たな課題の発見」につなげられます。

この本の内容に対し、たった2000文字というスペースで感想を書けという課題は私にはそうとう難しい。むしろ本一冊分でも書けるほどだ。本書を読み、私は著者の考え方の甘さに憤りさえ感じた。お会いして話す機会があるなら、私はおそらく相当きつく意見をぶつけるに違いない。この本は・・・

 

自分の読書生活の紹介から入る

制作中です

 
 

書き出しには「興味づける仕掛け」を施す

2020年の「読書感想文対策」には
是非こちらのページをご覧ください

yajirushi4

2020課題図書(全冊)と解説ページ
読書感想文の「定番本」の紹介と「書き方の例」

読書感想文の書き方【つまらない本・面白くない本】編

感想文は大変な課題ですが、なんとか頑張ってください(^o^)ノシ




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