読書感想文の書き方 構成とコツ【中学生・高校生】コピペOK



こちらでは、学校では教えてくれない読書感想文の「書き方のコツ」「構成の例(書き方の順序)」を紹介しています。

また、コピペして利用可能な「構成例のテンプレート」を掲載しておりますのでご活用ください。

おもに、中学生高校生が、1200字、1600字、2000字(原稿用紙3枚、4枚、5枚)の読書感想文を書くことを想定していますが、小学生の指導にあたる方や、大学生社会人の方にも、参考にしていただけるものと思います。

また、感想文の文字数が足らない場合の「文字数の増やし方」「話題の広げ方」についてもお伝えいたします。

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~~目次~~~~~~~~~~~~~~~~
読書感想文「書き方」のコツ
読書感想文の構成例
 テンプレートがダウンロードできます
文字数が足らない場合の対策
本の「読み方」のコツ
林修先生からのアドバイス

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読書感想文「書き方」のコツ


 
一つ、覚えておくべきは、感想文には必ずしも「正直な感想を書く必要はない」ということです。

Σ(゚Д゚;) エッ!そうなの?
 

多くの場合、先生に喜ばれそうな「嘘」を書かなければ、高い評価は得られません。。。(><)

でも安心してください。もしあなたが多少の「嘘」を書いたとしても、先生方は超能力者ではありませんので「あなたが本当にそう思ったかどうか」を知ることはできません。(笑)

ある程度の嘘(演出)は「あり」なんです。。。
 

重要なのは「読書感想文を書かせる目的」に沿った感想文を書くことです。

以下では、読書感想文で高得点を取るために欠かせない3つのポイントをご紹介いたします。
 

ポイント①「学び」があったことを感じさせる感想文にする
ポイント②「自分の体験談」や「実社会の事例」をからめて書く
ポイント③「表現力の成長」を感じさせる

  
以下でこの3つのポイントを詳しく解説いたします・・
 

ポイント① 「学び」があったことを感じさせる感想文にする

学校の課題としての読書感想文は「教育機関からの課題」ということで、そこには教育的な成果を目的にしています。

つまり、読書感想文を書くにあたり最重要に意識すべきはどのような学びが得れれたかを伝える感想文を書くことなのです。つまり・・

「感想文を書きなさい」=「どのような学びを得られたかを書きなさい」

 
なのです。ここを押さえれば、感想文を書くにあたり、理想的な方向も分かるはずです。

学びとは成長であり、成長とは発見(気づき)です。「新しい考え方の発見」や、生きて行く上で「これまで以上に重視すべきことへの気づき」を得ることです。「考え方の幅を広げること」または「多角的な見方ができるようになること」といってもよいでしょう。

それらを「この本が教えてくれた」ということが伝わる感想文を書くことです。

まとめれば、教育機関からの課題としての読書感想文には・・

・新しい考え方の発見があったこと
・これまで以上に重視すべきことの気づきが得られたこと
・考え方の幅が広がったこと
・さまざまな立場からの多角的な見方ができるようになったこと

 
・・これを伝えるための感想文を書くことです。

【最重要】言い換えれば、下の図に示すように「こんな私が」→「読書によって」→「こんな学びを得られました」ということが伝わる感想文にすることです。

ただ、どうしても「学ぶ点がなかった」と感じる本もあります。概していえば、課題図書の多くは「つまらない本」「面白くない本」です。(^∇^)″

もし、あなたの読んだ本が、そのような「つまらない本」だった場合、どのように感想文を書けばいいかは以下の特集ページを参考にしてください。

読書感想文の書き方【つまらない本・面白くない本】編
 

ポイント② 「自分の体験談」や「実社会の事例」をからめて書く

感想を書く際は「本の内容」「自分の体験談」「実社会の事例や課題」感想にからめて書くことがポイントになります。


 
「実社会の事例や課題」を絡めることは「社会とのつながりを意識している人間(成長した人間)」であることを伝えるためでもあります。社会性の発達それこそが教育の重要な目的の一つであるため、社会を意識した内容にするこが高評価のポイントになるのです。 

また、感想文の中に経験談や実社会での事例を引き合いにだすことは「実社会で応用のきく読書のできる人間であることをアピールする効果」もあります。


 

ポイント③「表現力の成長」を感じさせる

さらに、高得点の要件として「表現の上手さ」が要求されます。「表現の上手さ」とは「言葉の選択」や「文章の構成」といってよいものです。

言葉にする力=言葉の選択
・伝える力=構成力

 
「面白かった」「感動した」を伝える場合なら、単に「面白かった」「感動した」ではなく、それが伝わる具体的な表現ができるかが重要ということです。

例えば「母親が認めてくれなかった様子」を表す場合も、単純な表現をすれば・・・

「母は認めてくれなかった」となりますが、場合によっては「母は首を縦には振ってくれなかった」というような表現もできるはずです。

このような、多彩な表現を使える人間になったことを感想文から感じ取れる「やや背伸びをした表現を散りばめておくこと」が高得点に繋がります。

「面白かった」を伝えるにも、例えば「夜が更けるのも忘れ、知らないうちに朝方まで一気に読み進めてしまった」というような表現もできるでしょう。

「感動した」を伝えるにも「主人公が○○するクライマックスといえる場面では、思わず次のページを開いたとたん涙があふれかえっている自分がいた」・・のような「具体的な描写」を交えた表現をするなどが表現力の成長を感じ取れる文章となります。

感想文の読み手に「その時の情景が伝わる表現を用いる」といってもいいでしょう。

「面白かった」→「夜が更けるのも忘れ、朝方まで一気に読み進んでいた」

「感動した」→「涙があふれかえっている自分がいた」

「認めてくれなかった」→「首を縦には振ってくれなかった」・・など

 

 

「表現力の成長」を感じさせるテックニックの例

感想文に、次のような内容を埋め込むと文章に重みや説得力を増すことができます。

「ことわざ」や「名言」「格言」を挿入する

人類の知的遺産といえる「ことわざ」や「名言」「格言」を活用すことは「教養人であること」を間接的に印象付けられるため文章の説得力を高める効果があります。

例) 「百聞は一見に如かず」のことわざではないが、本やインターネットからの知識だけでは想像の域を超えられないものだと思う。実際に経験することこそが応用の効く真の学びになることを、著者はこの本を通じて読者に伝えようとしたのだと思う。

例) サッカーの神様ペレの言葉に「ボールが丸いことを理解しろ」という名言があるが、主人公がビジネスで大成功を収めた理由も、やはり同じようにお客様である人間の性質を誰よりも理解しようと努めた経営者だったからだと思う。

例) 「失敗は成功の母」という格言があるが、この伝記の主人公は、正にこの格言の正しさを伝えるために生きたような人間だった。主人公の・・

最後の部分で「感謝」を伝える

「この本に出合えたことに感謝したい」「この本を世に送りだしてくれた著者に感謝したい」などの一文を入れることにより、感謝の心のある成長した人間であることを印象付けることができます。

「感謝の心」は人間が成長過程の中で身に着けていく重要な「徳」の一つであり、生まれもって備わっている能力ではないのです。そのため、読者であるあなたが感想文の中に「感謝」の文字を埋め込むことは「成長した人間の証」を埋め込むことと同じなのです。(必ず入れなければならないものではありません)
 

「書き出し」でインパクトを与える

感想文は書き出しで印象付けましょう。「書き出し部分の書き方」が分からず苦労している人が多いのですが、書き出し方の例は、こちらにまとめあります。

読書感想文の書き出し例【中学生・高校生】入賞21パターン
 

読書感想文の構成を考える

「構成」とは「何を」「どの順序で」述べるかです。順序は「つなげ方」といってもよいでしょう。 

「構成」=「何を」+「どの順序で」

「書きたいこと」や「使ってみたいフレーズ」は、一度すべて紙に書き出し、全体を外から眺められるようにします。「メモ書き」のすべてを上から見ることであとは「並べ方」だけ考えればよくなるからです。

読書感想文に苦手意識のある方は、感想文は順序だてて「説明するもの」だと思えば比較的楽に書けるものです。いくつかのパートを作り、それぞれについて「説明していくもの」と考えれば、それほど抵抗なく原稿が書けるはずです。

次の展開は、ほとんどの本に応用が利く「標準的でまとめやすい構成例」です。

 
①なぜこの本を選んだのかの説明

②大まかな内容を手短かに説明

③特に気になった箇所やフレーズを紹介(1)
 なぜ気になったのか最近の出来事や自身の思い出とからませて説明

④特に気になった箇所やフレーズを紹介(2)
 なぜ気になったのか最近の出来事や自身の思い出とからませて説明

⑤特に気になった箇所やフレーズを紹介(3)
 なぜ気になったのか最近の出来事や自身の思い出とからませて説明

⑥著者がこの本を通じ伝えたかったことを想像しその説明
(伝記の場合はその人のどの点が立派だったか)

⑦この本を読む前と読んだ後とでどのような考え方の変化があったか
 この本によって発見したことや反省させられた点など「本からの学び」を説明

 

この順序の場合、下記の図のように、本を選んでから読了後の意識の変化までを一連の流れとして説明するスタイルのため、読み手にも分かりやすい構成になるわけです。
 

時系列的に説明すれば読みやすい
     

    読む前の説明→ 「この本を選んだ理由」「読む前の私」「本の概略」などの説明
    読書中の説明→ 読んでいる最中に「感じたこと」「思い出したこと」などの説明
    読書後の説明→ 「学んだこと」「反省したこと」「読んだ後の私」などの説明

 
※はじめの部分で「読む前の私」を紹介すると、最後の部分での「読んだ後の私」とを対比できるため、読書の効果を分かりやすく伝えることができます。ただし「読む前の私」や「この本を選んだ理由」の部分は、書きたいことがたくさんある場合は省いても構いません。
 

読書感想文の構成例(テンプレート)

以下は、感想文を大まかに「4ブロック」に分けた場合構成例です。太字で表したフレーズは、感想文の中に意識的に散りばめるべきフレーズの例です。 

こちらからダウンロードもできます。


「読書感想文の構成サンプル(PDF)」
ダウンロード

 

構成の例
     
    <読む前の自分の紹介・この本を選んだ理由のブロック>

    いつのころからか、私はニュース番組などで、○○が話題になると、いつも疑問に思うことがあった。それは、なぜ○○とは○○なのかということであった。

    そんな私であるため、感想文用の本を選ぶ際、真っ先に浮かんだのが、この○○について書かれたベストセラーを読んでみることだった。

    <本の概略の紹介ブロック>

    この本は、これこれこういう内容の本でこういう登場人物がいて、全世界で200万部も売れた本だといいます。

    <気になった部分とその点への自分の考えのブロック>

    主人公の・・・・は、ある日・・・・
    という事態に遭遇し、
    彼は・・・・ということになった。

    すると・・・

    その部分を読み私は・・・と感じた。
    なぜなら・・・だからだ。

    最近のニュースでも・・・
    という事件が報道されたが、内容として同じようなものだと思う。

    私も以前・・・と、主人公と同じような経験をした。その際、私は・・・となり、とても嫌な思いをした。

    もし・・・
    確かに・・・ならそうかもしれません。

    しかし、私が思うにそれは・・・ではないかと思う。
    つまり・・・だと考えるからだ。

    ———–

    また・・・の場面での主人公の何げない次の言葉にふれた際、思わずハッとさせられた。

    それは○○の場面で、○○にそっと投げかけた「○○」という言葉だ。

    私にとって、彼のこの言葉はこれからの人生の指針になる、まさに名言といえるものだった。

    例えば・・・
    多くの人はそのような状況の中では・・・と考えるに違いない。
    これまでの私も、そのように考える一人だったからだ。

    しかし、それは数ある考え方の一つに過ぎないのだと気づかされたのだ。

    <読んだ後の自分の変化・反省点・まとめのブロック>

    本書を読み、私は主人公のその場面での・・・・な判断に自分に不足していた・・・・を反省させられた。

    作者もきっと読者に、そのような○○の大切さを伝え得ようと、この本を世に送り込んだに違いない。

    ことわざに「・・・・・」というものがあるが、この言葉を残した先人も、失敗の中からこの言葉に気づいたのだと思う。

    もし本書に出会えていなかったら、私はこの分野についての以前からの疑問を疑問のまま持ち続けることになっていたと思う。そのため、この言葉を残した先人と同じような失敗を私もすることになっていたかもしれない。

    私は、今の年齢でこの本に出合えたことに感謝したい。
    この本は、そのように感じさせる教訓に満ちた作品であった。

 
太字で示したフレーズを感想文の中で意識的に使うことで、テーマに対して「多角的な考察」がされた論理性のある感想文にすることができます。以下は、感想文に論理性を加えるための「要素」とそれに対応したフレーズの例になります。

感想文は 小論文と異なり、高度な論理性を追求されるものではありません。しかし、自身の文章に説得力が乏しいと感じた場合、以下にまとめた「要素」が、大きく欠けている可能性があります。そのため、それぞれの要素が自身の文章に存在するか「確認用」として利用していただければと思います

※仮に「この本を選んだ理由」と「本の概略」の後に、以下の「要素」のすべてを使い文章を作ろうとすれば、それだけで2000文字程度の原稿なら完成してしまうはずです。(^o^)ノシ

多角的考察のための「要素」と「フレーズ」の例

知識・・・・・○○にはさまざまな考え方がある、議論されている
定説・・・・・一般に、通常
問題提起・・・果たして、○○だろうか、○○でよいのだろうか
主張・・・・・○○は○○だと考える、だと思う、と書かれている
根拠・・・・・なぜなら、それは
受容と反論・・確かに~しかし~
順説・・・・・よって、したがって、だから、そのため、それゆえ
逆説・・・・・しかし、だが、ところが、にもかかわらず
事例・・・・・例えば、以前、具体例としては、最近のニュースでも
経験談・・・・私も以前、過去に私も
想起・・・・・そういえば、考えてみれば
自分と比較・・私なら、自分だったら、もし自分なら
補強・・・・・また、さらに、そればかりか、だとすると
補足・・・・・ただ、ただし
言い換え・・・つまり、要するに、言い換えれば、表現を変えれば
仮説・・・・・もし、もしも、仮に
権威付け・・・○○によれば、ことわざに、○○の名言に
比喩・・・・・まるで○○のように、あたかも
対比・・・・・これに対し、一方、逆に
類比・・・・・○○と同じく、これは○○と同じように
発見・・・・・知ることができた、気づかされた、初めて知った
反省・・・・・反省させられた、改めたい
感謝・・・・・感謝したい、感謝せずにはいられない

 

読書感想文の書き方「7ブロック」に分けた「メモ書き」用テンプレート
(ダウンロード&コピペOK)

以下は先ほど紹介した、標準的で読みやすい読書感想文の構成例のテンプレートです。

コピペをしたり、プリントアウトもできますので「メモの書き込み用のテンプレート」として活用してください。

その部分で書きたいことをドンドンメモしましょう。それらのメモをもとに最後に文章化すれば構成の整った感想文が完成します。


「メモ書き」テンプレート(PDF)
ダウンロード

読書感想文用「メモ書き」テンプレート

 
①この本を選んだ理由やキッカケ・読む前の私
 
 
 
 
②本の説明
(本の概略・本の周辺情報など)
 
 
 
 
 
③特に気になった箇所やフレーズ(1)
 なぜ気になったのか最近の出来事や自身の思い出とからませて説明
 
 
 
 
 
④特に気になった箇所やフレーズ(2)
 なぜ気になったのか最近の出来事や自身の思い出とからませて説明
 
 
 
 
 
⑤特に気になった箇所やフレーズ(3)
 なぜ気になったのか最近の出来事や自身の思い出とからませて説明
 
 
 
 
 
⑥著者がこの本を通じ伝えたかったことを想像しそれを説明
(伝記の場合はその人のどの点が立派だったか)
 
 
 
 
 
⑦この本を読んだ後の変化・発見や反省など「本からの学び」を説明
 ※副次的に得たことなどの説明も可
 
 
 
 
 

 
※「特に気になった箇所やフレーズ」の部分は、2つから4つ程度に増やしたり減らしたりしてください。
「副次的に得たこと」とは、本の内容からの学びとは別に「読書を通じて偶然得ることのできた学び」などです。

例えば・・

————————————
この本のおかげで日本語のもつ言葉の美しさを再発見することができた・・
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作者の文章表現の巧みさに感激を受けたことが切っ掛けで、私は文章の展開方法に人の心を動かす法則性のようなものがあるのではないかと思うようになった。そこで調べてみると、やはり物語にはいくつかの王道のバターンがあることを発見でき、それが私にとってはとても大きな収穫だった。
————————————

・・・などですが、このような「読書がらみの知的収穫」は、感想文を書く際に付け加えても違和感のないものです。さらに・・

————————————
今回の読書経験を通じ私は思わぬ知恵を得ることができた。それは普段会話の少ない父との話の切っ掛けを作る方法として、分からないことを質問するという方法が有効であることを発見できたことだ。これは本の内容から得た学びよりも実は大きかったかもしれない。
————————————

・・というような、本とは離れた内容でもOKです。

読書感想文の課題を与える目的は、読書を通じ「生徒の成長」を期待するためです。そのため、本の内容以外の学びであっても「本を通じての学び」であれば、「読書の効能」の一部であるため、そのようなエピソードを伝える感想文は歓迎されるものです。

ただし、感想文の中心は当然ながら「本の内容にからめたもの」にすべきですから、利用する場合は「付け加え程度の分量」に抑えておくべきです。
 

文字数が足らない場合の対策

読書感想文の課題の多くは800字以内、1200字以内、2000字以内など「文字数の指定」がされます。

そのため文章を書き慣れていない人にとっては、書くことが思いつかず「文字数が足りない」という状態に陥りがちです。

文字数が足りない場合は「例えば」や「もし」「なぜなら」を入れられるところはないかを考えてみましょう

「例えば」や「もし」で事例をあげ「理由づけ」を書くことで文字数は増やせます。

文章を「。」で終わりにした場合、その後に次の「つなぎの語句」を入れてみましょう・・

「例えば」
「もし」
「なぜなら」
「確かに」
「だとすると」
「ところが」
「しかし」
「さらに」
「そればかりか」
「それだけではありません」
「裏を返せば」
「別の言い方をすれば」
「つまり」
「要するに」
「また」

さらに・・

「一般的には」
「実際は」
「少数意見の中には」
「はたしてそれは本当でしょうか」
「これまでは」
「これまでの私は」
「私も以前」
「昔は」
「以前の日本では」
「最近のニュースでも」
「海外では」
「感情的な意見ではそうなるかもしれませんが」
「以前の私はそう信じて疑いませんでした。しかし」
「ことわざに」
「○○の名言に」
「心理学者の○○によれば」
「最近の脳科学の研究によれば」・・など

これらの「つなぎの語句」を加えることで、そのテーマを多角的・論理的・客観的に考察することになるため、結果さまざまな情報や考え方を盛り込むことになり、おのずと文字数は増えるのです。
 

比較しながら解説することで文章の量は増やせる

例えば、そのテーマに対して「以前の私」と「今の私」の考え方を比較させながら解説するスタイルにすれば、そのテーマについて2倍の文章を書き出すことができます。そのほかにも「現代」と「昔」「日本」と「海外」「この本」と「以前読んだ本」など、比較に使うことのできる対象はいろいろあります。比較させながら解説する技を使ってみましょう。

また「科学は比較することから始まる」ともいうように、比較は思考に科学性・客観性を加える効果も与えます。
 

「もし、この本に続きがあるなら・・」を加える

「もし、この本に続きがあるなら、私なら・・・」で、勝手なストーリーを展開する作戦もよいでしょう(笑)。個性的であり感想文としても面白いものになります。応用例としては「もし、私が編集者なら、この部分について、きっと著者にストーリーを変えるように指示を出したでしょう。私なら・・・」など。「もし、私なら・・」はさまざまな使い方ができます。
 

「タイトル」について触れる

「もし、私がこの本のタイトルを考えたのであれば『○○○○○○』としたでしょう。なぜなら・・・」
「もし、私がこの本にサブタイトルを加えるのであれば『○○○○○○』と付けたでしょう。なぜなら・・・」

※本のタイトルは本の売り上げに影響するほどの重要な要素です。そのため、本を出す際、出版社ではタイトルを決めるためだけの「タイトル会議」が開かれるほどです。それだけタイトルに関しては様々な考え方ができるということです。「なぜこの本はこのタイトルなのか?」「なぜ日本語版のタイトルは原著のタイトルとは違うのか?」というような問いを投げかけ、自分なりの意見を感想文の中で展開するだけでも、かなりの文字数を埋めることができるでしょう。これはすべての本に使える作戦です。
 

内容以外にも注目する

例えば、本を書いた時の「著者の年齢」に注目する。もし、かなり若い年齢でその本を書いていたのであれば、その年齢でこの本を書き上げた著者の凄さに驚かされたことを、自分の精神年齢と対比させて感想にまとめるなど。

また「かなり昔に書かれた本」なら・・・「この本を読み、いつの時代も人間の感情は同じであることに改めて気づかさえた」「この本を読み、歳の離れた大人や老人も、同じような悩みや感情を経験してきた人なのだと改めて思えるようになった。」・・・というように「世代の違う人間への見方が変わった点」を感想に書くことができます。
 

外国の本の場合「心の共通点」の発見があったことを述べる

外国の作家による本の場合、例えば「日本人の私が同じように感動できたことに不思議な喜びを感じずにはいられなかった。それはきっと改めて人間のもつ心の共通点の存在に気づけからであろう・・・」など、世界を視野に入れられるようになった「気づき」を得られたことを伝える作戦で、文字数を増やせます。あらゆる外国の本に使える作戦です。(笑)
 

本の「読み方」のコツ


 
感想文を書くための読書の仕方とは?

趣味の読書と異なり、感想文を書くための読書の際は、次のことがらを「探す姿勢で読む」ことが重要です。

あらすじ

まず、一度「流し読みでも良い」ので全体の話の流れをつかみます。「あらすじ」と「結末」を把握します。

登場人物

すべての登場人物のキャラクターを書きあげます。ドラマなどでいう「人物相関図」「人間関係図」のようなものを理解すると感想が思いつきやすくなります。

気になった部分

物語を読んで気になった部分、つまり「何かを感じた」「思い出した」「連想した」部分は、読者であるあなたが「感じ」「想った」部分ですから、その本で「感」「想」を抱いた箇所というわけです。気になった考え方や発言、エピソードなどは感想文で引用し活用するべき部分でもあります。
 

特に意識すべきは・・
     
    「共感」を得た考え方や発言
     (自分の考えや感覚と同じ部分)

    「違和感」を感じた考え方や発言
     (自分の考えや感覚と違う部分)

    「発見」「学び」を得た部分
     (自分になかった新しい部分)

 
これらの箇所は、感想文のネタとして「理由付け」「体験談」「事例」などを絡めて話を膨らませるべき部分だからです。これらの「気になった部分」にはポストイット(ふせん)などを貼っておきましょう。

これで作品の「あらすじ」「登場人物」「気になった部分」が把握できたことになります。これを基に上記の「感想文の書き方」を参考に、文章を組み立ててください。
 

林修先生からのアドバイス

「いつやるの?」「今でしょ!」林修先生の推奨する「簡単な読書感想文書き方」がありましたので、ご紹介いたします。

【動画の要点】
①現実認識
 事実認識(内容の一部を紹介する)
 価値判断(自分はその部分でどう思ったか)
②そのように思った理由
③類比(同じような事例を紹介する)
④対比(反対の事例を紹介する)

要点:内容紹介→感想→理由→事例(類比対比) の順序で書く

 

そのほかの読書感想文の書き方動画



読書感想文で意識すべきは・・・
 「学びを伝える」
 「体験談や社会をからめる」
 「多角的考察」
 「表現の工夫」

2020年の「読書感想文対策」には
是非こちらのページもご覧ください
書き方・考え方の例つきです


読書感想文2020課題図書一覧
読書感想文のための「名作本」(書き方の例文つき)
【中学生/高校生】書きやすさ重視なら




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