『きみ、なにがすき?』読書感想文の書き方3例文


2018年の「青少年読書感想文全国コンクール」小学校低学年(1年・2年)用の課題図書である『きみ、なにがすき?』「あらすじ」読書感想文の書き方の例文3作品を「着眼点のポイント」とともにお伝えいたします。

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2018年の小学生低学年(1年生・2年生)向けの課題図書として一番おすすめの良書・・・

『きみ、なにがすき?』あらずじ
     
    ⇒ぼうぼうに草が生えている庭を持つ穴熊
    ⇒この庭を有効活用しようとした穴熊
    ⇒畑をつくり、作物を作ろうというアイデアが出た
    ⇒どんな作物を作ろうかと検討した
    ⇒友達が喜ぶ作物を作ろうと考えた
    ⇒しかし、友達は全員、自分の好きなものは自分ですでに栽培していた。
    ⇒それを知ってヤケになる穴熊
    ⇒とばっちりを食らうハリネズミ
    ⇒ハリネズミにアドバイスを求める穴熊
    ⇒ハリネズミが「君の好きなものを何でも」とアドバイスをする
    ⇒それをヒントにあなぐまは「一番つくりたいもの」を作ることにした
    ⇒穴熊は「手作りのテーブルと椅子」を庭においた
    ⇒その結果、毎日お友達がやってきておしゃべりを楽しめるようになった

 
めでたしめでたし・・・
 

このお話から得られる教訓(大人目線)

この本は「子供向けのビジネス教訓本」の名著です。

以下が「本書からの学び」として読書感想文の中で掘り下げて感想を述べるポイントになります。着眼点の参考にしてください。もちろん、以下のなかのすべてを語る必要はありません。注目したいずれかの点に焦点をあて、800字以内という短い分量の中で感想文を書くことになります。

・「好き」や「喜ばせたい」という思いの大切さ
・資産は有効活用しよう
・行動を起こす前にはリサーチをすることが重要
・適切なアドバイスはありがたい
・八つ当たりをするのはやめよう。後で恩人になる人かもしれない
・目的にすべきは「最終的に得たい結果」であり手段は目的ではない
・目的を叶えるための「手段」を考える発想力の大切さ
・「得たい結果」から逆算して手段を考える「逆算思考」の大切さ
・モノを提供する以外に、環境を提供する考え方もある
・個別のサービスのほか、大勢を集めてのサービス提供法もある
・各々の個性を尊重しつつ全体の調整を計ることも重要な役割の一つ

 

ハリネズミの「君のすきなものをつくればいい」・・というアドバイスをうけ、穴熊は「自分が本当につくりたもの」を考えてみましたが、穴熊が本当につくりたいものとはなんだったのでしょうか?

穴熊はけっして「テーブルと椅子がつくりたかったわけではありません」・・この理解が重要です。

穴熊は「毎日お友達がやってきておしゃべりを楽しめる場所」が作りたかったのです。そして、その目的を叶えるための「手段」として、テーブルや椅子を作ったのです。この点に気づけたことを感想文に書き出すことが高得点につながります。

そして、そんな考え方をしていた穴熊を「なんて優しい友達思いの穴熊なんでしょう!」という方向性で、穴熊を褒めてあげたい気持ちが伝わる感想文にするとよいでしょう・・・

※穴熊は「自分が最終的に求めている結果は何か」を考えました。「結果」に意識を置いた穴熊は「みんなで楽しくおしゃべりできる場所が欲しい」との目的を定め、その手段として「テーブルと椅子を作ろう」と発想し成功したわけです。「最終目的」と「それをえるための手段」を別に考えることに気づいた穴熊はとても賢いのです。

人間の大人でも、お金を稼ぐことを目的にしている人が大勢いますが、これは誤りであり、本来は「お金を目的にするのではなく、その先にある生活スタイルなどを明確にイメージすることが大切」・・なんてことが「金持ち本」にはよく書いてあります(^∇^)″

その他、作文の中で取り上げやすい部分としては・・・

何ごとも、自己判断だけでは、今回の穴熊のように「子豚はジャガイモが好きだからジャガイモを作ろう」→「子豚はすでに自分で作っているから必要なかった」なんて失敗をしてしまいがちです。そればかりか、ハリネズミにプレゼントしようとした木苺については、ハリネズミは一歩進めて、すでに加工食品である、ジャムやジュースまで作っていたのです!(さすが専門家!?)

(><)ショック倍増!

・・・・。

穴熊に足りなかったのは「何かを始める前には相手に意見を尋ねてみること」つまり「行動を起こす前にマーケティングリサーチをしてみること」だったのです。

「きみ、なにがすき?」のタイトル自体が「相手の欲求を知れ」というメッセージそのものなのです!

商品開発の分野では、消費者の意見を取り入れ、商品開発に生かす考えを「マーケットイン」といいますが、穴熊は今回の失敗により「相手の意見を取り入れることの大切さ」を学んだに違いありません。まずは「相手の欲求のありか」を知ることで失敗は防ぎやすいということです。

また「好きな友達のために・・」という穴熊の考えはとってもステキ!この考え方が穴熊のすべての出発点です。この考えが中心にある穴熊だから、みんなから、じゃがいもをもらえたり、ジュースをもらえたりしているのです。「みんなのためを思って行動している穴熊は最終的に成功した」・・この「心の方向性の大切さ」も感想文に書くべきポイントの一つです。では、再度注目すべきポイントの例を紹介します・・・
 

『きみ、なにがすき?』からの学び
     
    ・「好き」や「喜ばせたい」という思いの大切さ
    ・資産は有効活用しよう
    ・行動を起こす前にはリサーチをすることが重要
    ・適切なアドバイスはありがたい
    ・八つ当たりをするのはやめよう。後で恩人になる人かもしれない
    ・目的にすべきは「最終的に得たい結果」であり手段は目的ではない
    ・目的を叶えるための「手段」を考える発想力の大切さ
    ・「得たい結果」から逆算して手段を考える「逆算思考」の大切さ
    ・モノを提供する以外に、環境を提供する考え方もある
    ・個別のサービスのほか、大勢を集めてのサービス提供法もある
    ・各々の個性を尊重しつつ全体の調整を計ることも重要な役割の一つ

 

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『きみ、なにがすき?』読書感想文の書き方

以下のページは、中高生向けではありますが、感想文を書くにあたっての「コツ」や「構成(何をどの順序で書くか)」「多角的な考察の仕方」など、指導の際にも参考になる点があると思いますので一読してみてください。


読書感想文の書き方のコツ
【中学生・高校生】図解

 
提出の際の文字数の要件、提出させる趣旨(目的)・・・

用紙・字数
小学校中学年の部(1、2年生)本文 800字以内
趣 旨
・より深く読書し、読書の感動を文章に表現することをとおして、豊かな人間性や考える力を育む。更に、自分の考えを正しい日本語で表現する力を養う。

 
※漢字の部分は学年にあわせ「ひらがな」に変更してください。既定の文字数は平仮名に変換後の文字数になります。

便利な文字数カウンター

では、以下で小学生風の感想文の例を3作品ご紹介・・
子供のつもりで800字以内でまとめるのはとても難しいです。。(><)

『きみ、なにがすき?』(読書感想文の書き方の例1)

『きみ、なにがすき?』を読んで

私は動物が大好きです。そのため読書感想文を書くにあたり、真っ先に選んだのが、あなぐまが主人公のこの本でした。

このお話は、草でぼうぼうになったお庭を持っているあなぐまが、そこで何かをつくり、友だちに喜んでもらおうとするお話です。

主人公のあなぐまは、まず仲のいいこぶたが大好きなジャガイモを作ろうとしました。しかし、こぶたに会うと、こぶたは大好きなジャガイモをもう自分で作っていて、あなぐまはあげるはずのジャガイモを逆にこぶたからもらって帰ることのなりました。

そこで、あなぐまは、ジャガイモを作るのはやめて、仲のいいリスの好きなリンゴを作ろうと思いました。しかし同じように、リスもリンゴを自分ですでに作っていました。

こんなことが、その後もウサギにもハリネズミにもありました。そこで、あなぐまはハリネズミに怒りながら何を作ればいいか尋ねるてみました。するとハリネズミは「そりゃあ、君のすきなものをなんでも」と答えました。

そこで、あなぐまは一晩考え、自分の一番すきなものを作ることにしたのですが、あなぐまはなんと食べ物ではなく「テーブルと椅子」をつくりました。

テーブルと椅子を作ったあなぐまは、みんなをそこに呼んで、楽しいおしゃべりができるようになったという、そういうお話でした。

私は、このお話を読んで、あなぐまは優しいんだなあと感心しました。大好きな友達を喜ばせようと必死でいろいろ考えたからです。はじめのうちはお庭で何を作っていいかわからず、失敗ばかりしていましたが、ハリネズミに相談したことで最後はうまくいきました。そのとき私は、自分で考えても上手くいかない時は、友だちに相談することが大事なんだと勉強になりました。

私もこれからは、考え込んで分からない時は、友達に相談したいと思います。そのためにもあなぐまのように、ふだんから友達とは仲良くしておくことが大切だと思いました。
 

『きみ、なにがすき?』(読書感想文の書き方の例2)

『きみ、なにがすき?』を読んで

私はこの本を10回以上読みました。なぜなら主人公のあなぐまが大好きだからです。また、この本では、あなぐまのお友達の動物がものすごくかわいらしい絵でかかれているからです。あなぐまもお友達もみんなすきです。

この物語で主人公のあなぐまは、自分の庭で何か友だちが喜びそうなものを作ってみんなを招待しようと考えました。でも、作ろうとはりきっていると、どの果物や野菜も全部が自分たちでもう作っているか持っているで、これ以上必要ないとわかりました。

そのためあなぐまは、やけになりながらハリネズミに、何をつくればいいのか尋ねました。するとハリネズミは「君の好きなものをなんでも」と教えてくれました。

そこであなぐまは一晩考えたのですが、私はあなぐまが考えたものにビックリしました。なぜなら、あなぐまは自分の好きな食べ物ではなく、テーブルと椅子をつくったからです。

テーブルと椅子を作る前、私は「あなぐまの好物ってなんだろう」と疑問に思っていたため、61ページ目を開くのが楽しみだったのですが、食べ物でなかったのでビックリしたのです。

ハリネズミから「君の好きなものを何でも」と教えてもらったとき、自分が好きな食べ物ではなく、みんなに喜んでもらえることを考えたあなぐまは偉いとおもいました。

この本を読んで、私もみんなが喜んでくれることを考えるあなぐまを見習いたいと思いました。
 

『きみ、なにがすき?』(読書感想文の書き方の例3)

『きみ、なにがすき?』を読んで

僕はこの本で登場する動物全員が好きです。でも主人公のあなぐまとハリネズミがとくに好きです。主人公のあなぐまのことがなぜ好きかというと、あなぐまは自分の庭を利用して、みんなに喜んでもらおうと考えている心の優しい動物だからです。

ハリネズミが好きなのは、あなぐまが失敗ばかりしたせいで怒っているときでも、あなぐまからの質問にぴったりの答えを教えてくれるやさしい動物だからです。

あなぐまやハリネズミが好きな理由を考えた時、僕は一つ気が付いたことがありました。それは、僕があなぐまが好きな理由と、ハリネズミが好きな理由が同じということです。ふたりとも優しい動物だから好きという点が同じだったのです。そのため僕は他人にやさしくすることを大事なんだと思っていことに気づきました。そのことお母さんに教えると、お母さんはとても喜んでくれました。

また、ハリネズミはあなぐまとお友達だったから、あなぐまが怒っているときでも質問に答えてくれたのだと思いました。もし知らない人だったら怒っているあなぐまは質問をしても答えてもらえなかったかもしれません。人に会う時はいつもやさしいい笑顔でいることを心がけることが大切なんだと思いました。

この本を読んで僕は、これまで以上に友達を大切にすることや、いつも機嫌のいい表情でいることを心がけることが大切だと思うようになりました。


 


「優しい心の大切さ」と「尋ねることの大切さ」
 

その他第64回 青少年読書感想文全国コンクール・小学校低学年の部(1、2年生)の課題図書


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・・感想文は書くのも教えるのも大変ですね。。(~_~;)

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