『オンネリとアンネリのおうち 』あらすじ読書感想文の例文と書き方


2018年に映画化の「オンネリとアンネリのおうち」


オンネリとアンネリのおうち (世界傑作童話シリーズ)
クレンニエミマリヤッタ
対象年齢:小学校中学年向け(小学校4年生くらいまで)
 

『オンネリとアンネリのおうち』は1966年に出版されて以来フィンランドで児童文学の定番として、愛され続けた「オンネリとアンネリ」シリーズです。「自立」をテーマにした本書は、子供向けに書かれているとは思えないほどシュールな内容。一度読むと、忘れられないおはなしです。

「オンネリとアンネリ」シリーズは女の子が夢見るようなすてきなおうちや洋服、小物に囲まれた生活をする二人暮らしの女の子の話です。なぜ二人暮らしかというと、二人の親が彼女たちを育てるのを忘れてしまったからなのです。
なかなかシュールな事情を抱えたオンネリとアンネリなのですが、決して暗くはなく子供が読むと「おしゃれでステキ」と憧れるかもしれません。また「大人も子どももいっしょに感動できるすぐれた絵本」として長く語り継がれる「オンネリとアンネリのおうち」ですので、読書感想文を書く時に親子で感想を話し合える希少な本ですので、かなりおすすめの一冊です。

こちらでは
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『オンネリとアンネリのおうち』登場人物
『オンネリとアンネリのおうち』あらすじ
『オンネリとアンネリのおうち』読書感想文の例文と書き方

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『オンネリとアンネリのおうち』登場人物

 


なかよしの女の子オンネリとアンネリは、夏休みのある日、「正直な拾い主さんにさしあげます」と書かれた封筒をひろいました。中に入っていたのは、たくさんのお金。家族の誰にもかまってもらえず、いつもひとりぼっちだったふたりは、そのお金でふたりだけのおうちを買うことにしました。女の子の憧れがぎっしりつまった夢のようなおうちで、ふたりだけの暮らしがはじまります。フィンランド生まれの、楽しくて幸せな夏の物語。

【物語の中の登場人物】
オンネリ/黒髪の女の子
9人兄弟のまん中に生まれの7歳の女の子。上の4人にも下の4人にも入れず、いつもひとりぼっちでいなくても家族は気が付かない。

アンネリ/金髪の女の子
両親は離婚。大学の先生のお父さんと婦人会の会長をしているお母さんの家をいったりきたりして暮らす7歳の女の子。

バラの木夫人
オンネリとアンネリに、バラ通り2番地にある「小さな女の子がふたりで住むおうち」を売ってくれたおばあさん。

ゴゥ・リキネン
絵が上手な心の優しい、警察署のおまわりさん。

ウメ・ボーシュ
オンネリとアンネリのおうちの隣に住む、気むずかしく疑り深い黒づくめの服装の未亡人。

プクティーナ・カーニバル&ノッポティーナ・カーニバル
オンネリとアンネリのおうちの隣に先祖代々住んでいる、カラフルで陽気な姉妹。バラの木夫人の親戚。庭でふうせんやろうそくを育てている

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『オンネリとアンネリのおうち 』あらすじ

 


オンネリちゃんとわたし
物語は金髪の少女アンネリの目線から語られます。
入学式の日から大のなかよしのオンネリとアンネリ
夏休みのある日「正直な拾い主さんにさしあげます」と書かれた封筒をひろいます。
リキネンおまわりさんは「(拾った)あなたががたのもの」と中に入っていたたくさんのお金をもらいましたがふたりは「お金は拾ったところに戻しましょう」と薔薇(バラ)横丁に戻しに行きました。

薔薇乃木夫人
薔薇横丁に行くと優しそうな薔薇乃木夫人と知り合い、ちょうど「小さな女の子がふたりで住むおうち」を売りたいということで、ふたりはそのおうちをもらったお金で買うことにしました。アンネリはお父さんとお母さんはいつも忙しくて、かまってくれません。オンネリは9人兄妹の真ん中で、家にいなくても気が付いてもらえません。いつもひとりぼっちだったふたりだったので、ふたりで住むのはとてもすてきなことでした。

ふたりの小さな女の子のおうち
ふたりのおうちは何もかもがすてきです。そこは女の子の憧れがぎっしりつまった夢のようなおうちで、ふたりだけの暮らしがはじまります。

とってもうれしいんだけど、ちょっぴりさびしいわたしたち
ふたりはそれぞれおうちで心配しているかもしれないので、帰ってみることにしました。ところがアンネリのお父さんもお母さんはそれぞれ旅行に行っていませんでした。オンネリは2日間家に帰らなかったのに、おかあさんは子育てで忙しすぎて気づかず、ふたりで住むことを話しても真面目に取り合いませんでした。二人の家に帰った夜オンネリは自分がいなくても気が付かないお母さんにため息をつきましたが「みんなが(自分の分の)ハムサンドが食べられるのね、よかった」と言いましたが、うれしそうではありませんでした。

ノッポティーナさんとプクティーナさん
ある日、おとなりの家のノッポのノッポティーナさんとぷくぷくのプクティーナさんが挨拶に来てくれました。ふたりは色とりどりの洋服を着たおしゃれで感じ良い姉妹で、ずっと昔からここに住んでいるそうです。ご挨拶にメンドリみたいな自分で掃除するハタキをくれました。バラの木夫人はふたりのいとこで、オンネリとアンネリを自分たちの家に招待してくれました。

ノッポティーナさんとプクティーナさんのお庭
ノッポティーナさんとプクティーナさんのおうちにはピンク色のネコがいて特別な卵で作ったケーキをごちそうになりました。庭では色んなクリスマスリースを育てたり、カーニバルのハタキやふうせん、ろうそくやかんしゃく玉などクリスマス、お正月、カーニバル、お誕生日に使うものを育てていました、飼っているニワトリも色んな柄のニワトリや純金のニワトリがいました。

子ブタの貯金箱
ふたりが金曜日に買い物に行く市場に、怒った顔の子ブタの貯金箱とおばさんがいて、ふたりは好きになれませんでした。
家の庭でボール遊びをしていて、まちがってもう一方のお宅の庭にボールが飛んで行ってしまった時、アンネリがはしごを使って隣の庭をのぞくと、となりの人ににらまれました。投げ返されたボールには「近所迷惑をかけぬこと!のぞき見はまっぴらごめん。これが最後注意だからね!」と書かれていました。
バラの花束に謝罪の手紙をつけて隣の庭に投げ込むと「むだよ!」とバラは投げ返されました。ボールの件をわざとやったと誤解されたままでしたが、次に市場に行った時に、子ブタの貯金箱を買って許してもらおうと行くとおばさんは「バラの花束を投げ入れたのが礼儀正しくない、いやな女の子ねぇ。あんたがたをしんからきらいよ」と言われました。ふたりはくさくさしながら帰り、感じの悪い子ブタの貯金箱はポーチの隅に置きました。
二人は川遊びをしていると、リキネンおまわりさんと会いました。
子ブタの貯金箱を見つけ、となりのおばさんはウメ・ボーシュさんといって昔からの知り合いで、旦那さんが死んじゃったので子ブタの貯金箱に色付けできないし、ニワトリの土笛も作るのをやめて倹約して暮らしているかわいそうな人」「ウメさんはうたぐり深い人だけど、バラの花束を投げ込んだ件は誤りに行った方が良い、なぜなら自分もウメさんに嫌われたままだから」と言いました。
ふたりはリキネンおじさんが色付けした貯金箱を見せて、バラの花束をもって謝りに行こうと向かうと、かどの所に知らない嫌な感じの男の人が立っていました。

ウメ・ボーシュおばさん
ウメさんが「うたぐり深い人」ということは、家を見てわかりました。
二人がバラの花束の件をあやまりながら渡すと「お金持ちじゃないのに、どういうつもり(でバラをよこすの)」とバラが長持ちするように地下へ持って行きました。絨毯もカーテンもなく新聞紙を敷き詰め、イスも使える身分じゃないと出されていません。ふたりはリキネンさんが色付けした子ブタの貯金箱を見せ、ウメさんに謝りたいと思っている事を伝えました。ウメさんは亡くなった旦那さんが色付けした大量のブタの貯金箱を見せて、本当は貯金が沢山あるのを知りました。ウメさんは「いざという時のたくわえをしておかなければいけない」と言いますがオンネリは「べつに気にするほどの事じゃない」と言いました。帰り道にあの知らない男の人からウメさんの家の子ブタの貯金箱の事を聞かれて答えました。

ウメおばさんの子ブタの貯金箱
アンネリが眠る前に、隣のウメさんの家に誰かが忍び込むのを見てしまいます。
オンネリはリンネンおじさんを呼びに行き、アンネリは泥棒の後をつけてウメおばさんの家に行きました。泥棒はブタの貯金箱を盗みだそうとしたところをアンネリは足を引っかけ転ばせ、貯金箱は全部割れてしまいました。そこへリキネンおじさんがやってきてどろぼうを逮捕しました。ウメおばさんは「お金はあるけど…みんなおじゃんだわ」と言って笑いだし、全員で笑い転げました。子ブタの貯金箱のかけらをため息をつきながら拾うウメおばさんにアンネリは「そんなにかなしまないで」と慰めました。
次の日ウメおばさんは、おれいで二人を家に招待してくれました。家の様子が変わっていてしまっていた、カーテンもテーブルも出されて、リキネンおじさんとウメおばさんが結婚したと教えてくれました。ウメおばさんは「楽しいって大切ね。夕べは笑い出したとたん、おろそしくなくなってしまった」と言いました。

オンネリちゃんのおたんじょう日
オンネリの8月の誕生日が近いのでパーティーをひらいて皆を招待することにしました。
となりのノッポティーナさんとぷくぷくのプクティーナさん、ウメおばさんとリキネンおじさん、学校の友達や先生そしてふたりのおとうさんとおかあさんや家族全員です。
オンネリのおかあさんは「朝からずっと探していた」と言います。オンネリはこの夏ここで過ごしたことや、今日オンネリの誕生日と説明します。おかあさんはオンネリを悪い子と言い泣きますが、おかあさんには前に許してもらっていたけど、覚えていないのも仕方がないと思いました。おとうさんが「オンネリがいないことを気がつかなかったから許す」というとおかあさんはオンネリが家にいないことを気づかなかった事に許しを乞いました。
そしてアンネリの両親も来て置いてけぼりにしたことを反省した所にバラの木夫人もやって来て「しあわせだった?」と聞きました。オンネリが「しあわせって、どんなこと?」と聞き、親も子もみんなそれぞれ自分のしあわせを話しました。
オンネリとアンネリは引き続きふたりで住み続ける事になりました。

『オンネリとアンネリのおうち』読書感想文の例文と書き方

 


『オンネリとアンネリ』の続編映画(日本公開未定)
 
 
『オンネリとアンネリのおうち』で読書感想文を書く場合、小学校中学年の部(3、4年生)ならば、文字数は、本文1,200字以内です。
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。

便利な文字数カウンター
 

この作品の感想のポイント!
     
    ・オンネリとアンネリそれぞれ両親から関心を持たれていないことについて
    ・二人で家を買って自立したことについて
    ・ウメさんに二人がバラの花を投げ込んだことについて
    ・ウメさんが本当はお金があるのに、イザという時の為に使わないで節約した生活をしていることについて
    ・オンネリのお母さんがあやまったことについて
    ・みんなの考える「しあわせ」がそれぞれちがうことについて

以上のポイントを考えながら、感想文の例文を書きました。
 

『オンネリとアンネリのおうち』読書感想文の例文2262文字

「べつに気にするほどの事じゃない」人生には良いことも悪いこともありますが、これくらいの気持ちでいたほうが人生のつらい事は乗り越えられるのかもしれません。
大家族のオンネリちゃんと両親が離婚しているアンネリちゃんは大親友で、二人とも両親から忘れられてかまってもらえないどころか心配もされない子供です。
二人は偶然お金を拾って、バラの木おばさんからステキな家を買って二人暮らしを始めることにしました。なぜなら二人とも親に存在自体を忘れられる子供だから家に居場所がなかったのです。二人はケーキを作ったり、バラを育たり、それぞれの小鳥を飼い、ポーチで木苺ジュースを飲んだりと楽しみながら協力して、親友だけど支え合える人と暮らせるようになって良かったと思いました。

ですが残念なのは、小さな女の子が家に帰らず自分たちだけで暮らしても本当の家族は心配しません。アンネリの両親は彼女を忘れて旅行に行ってしまい、オンネリは家にいないのも気が付かず話もまともに聞いていないからです。両親が離婚していても、大家族で大変でも自分がいないことに気が付いてももらえないのは親としては最低だと思います。オンネリちゃんとアンネリちゃんは少しは淋しがりますが、怒ったりもしないで二人の家に戻ります。
二人はご近所さんとも頑張ってお付き合いします。
気難しい隣のウメさんに色々イジワルを言われたり、誤解をされたりします。バラの花束を庭に投げ込んだのは失礼という事がわからなくて、謝りに行きます。怖そうな人とも近所だからちゃんと誤解を解きに行くのが大人でもなかなかできないと思うので立派だと思います。
ですがウメさんは未亡人なものの、本当はそんなに貧乏じゃないのに倹約ばかりして、うたぐり深くてイジワルな事を言う人でした。リキネンさんは問題のあるウメさんの事を「かわいそうな人」と言います。ウメさんがかわいそうなのは旦那さんが死んでしまった事で始まったのかもしれません。ですがウメさんの考え方は来るかどうかわからない不幸に対しておびえる心からくるものでした。そのすべての原因は亡くなった旦那さんの思い出にすがりついているからだと思いました。
オンネリちゃんはウメさんにお金の話をした時に「べつに気にするほどの事じゃない」と言います。
旦那さんが死んでしまった事は悲しいことです。でもいつまでもそこから動けなくなるともっと寂しいままの人生になります。泥棒が入って旦那さんの思い出の貯金箱が全部割れたことで、急に今までこだわってきた事がコッケイに感じたのでしょう。笑い出して守ってきた物が自分の足かせとして自分を縛り付けていたと気が付いたのだと思います。

二人は親のことは恨みがましく思うどころか、親の事情を理解しつつ見切りをつけて自立してます。つまり前向きという事です。ウメさんと違うのは悲しくてもすがりつかないという事だと思います。
誕生日パーティーで初めて二人で暮らしている事を知ったそれぞれの両親。その原因は親たちにあるのでもちろん反省をします。
そしてオンネリちゃんの「しあわせって、どんなこと?」との疑問にオンネリのお母さんはみんながお腹いっぱいになった時、お父さんは家族みんなとゆっくりしている時と言いますが、オンネリがいなくても気が付きませんでした。アンネリのお父さんは仕事がうまくいった時、お母さんはアンネリが小さい時でもう覚えていないと言いました。親たちのしあわせにはオンネリちゃんとアンネリちゃんはあまり関係がありませんでした。二人のしあわせは二人で暮らす事が幸せなので、家族で暮らすことが一番良い方法ではなくなったのです。
お母さん達は「親がいなくてもしあわせになれる自立した子」にしてしまったと知ったから二人暮らしを泣きながら許しました。
オンネリちゃんのお母さんは最後10人目の子供を産んでいましたが、オンネリちゃんが自立したのを泣くくらいなら、そんなにたくさん子供を産まなきゃいいのにと思いました。それに「子供が喜ぶ姿がおかあさんのしあわせ」なのだとしたら、子供がみんな出て行ったあとは何もなくなりますし、たくさん産む事で「母親業の居場所」を作っているように感じました。アンネリのお母さんも仕事をし過ぎてもしあわせは感じていません。二人のお母さんの本物と思うしあわせはまだ見つけていないように思いました。

子供が親と離れて暮らすのは、何があるかわからないので怖いものです。自分ですべてやらなければならない大変さもあります。でも怖がってばかりいて動けないでいるのはきっとウメおばさんみたいになります。
きっと人生大切なのは「べつに気にするほどの事じゃない」という前向きな気持ちかもしれません。そんなに先の事を気にしたり、置かれた状況に落ち込んでも良い事はやってきません。ならば困った問題が起きたときも一つ一つ丁寧に問題解決していけばなんとかなると感じました。
大人になるまで小中高と何年も学校に通わなければなりませんし、ずいぶん時間がかかるように思いますがもしかしたらあっと言う間なのかもしれません。親と別れるまでは出来るだけ親孝行したりとか、遊びに行ったりとか楽しく過ごしたいです。でも親と子は血がつながっていても、ちがう別々の人間ですから、それぞれ欲しいしあわせが違ってもお互い応援できる形は素敵だなと思いました。
大人になって自立するときまでに、私なりのしあわせがどんなものかちゃんと見つけてそれを丁寧に大切にできれば人はしあわせになれると思いました。

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