『ぼくとベルさん』読書感想文の書き方【例文2作】


こちらでは、2018年の「青少年読書感想文全国コンクール」)小学校高学年の部の課題図書
『ぼくとベルさん:友だちは発明王』の読書感想文の書き方の【例文2作品】やあらすじ、着眼点をご紹介いたします。


ぼくとベルさん:友だちは発明王 (PHP研究所)
著者:フィリップ・ロイ・著 櫛田理絵・訳【櫛は木偏に節】
222ページ
本体価格:1,400円
ISBN978-4-569-78623-0

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『ぼくとベルさん』あらすじと着眼点
『ぼくとベルさん』感想文【例文2作】
課題図書その他の3作の紹介

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『ぼくとベルさん』あらすじと着眼点

この本は、まるでこのサイトの管理人である私の「子供のころの悩み」と同じ悩みをもつ10歳の少年「エディ」が主人公です。

私事で恐縮ですが、この『ぼくとベルさん』の感想文を書くにあたっては、次の「私の実体験」からの「障害に対する考え方」を知っていただけると、書くためのヒントが得られるかもしれません・・・m( _ _ )m

実は、私・・・

10代まで読字障害(識字障害)があり、本をスラスラ音読することができない子供でした。

。゜(゜´Д`゜)゜。

 
なのに今は、原稿を書く仕事をしたり、ここで「読書感想文の書き方」などを伝えることをしています。

そのような事実から、私は障害について次のように思うようになりました。
 

それは・・・

「障害には天職のヒントが隠されている」と。

「君はここに才能があるから分かりやすいように印(しるし)をつけておくよ」と、神様がつけた目印のようなものが障害なのだと考えるようになったのです。

また「ハンデは強者が負わされる」という言葉もあります。ゲームをする際、ハンデを負わされるのは常に強者です。ハンデは、あまりにも能力が強すぎるため、他者とのバランスをとるために負わされるものです。

つまり、ハンデを負わされた人間は「潜在的な能力や才能は他者とは比較にならないほど強い」のです。もし、体が不自由な人ならば、その人はその分、他の人より「感じとる力」は数段強いのだと思います。

私の場合、読字障害がなかったら、本を読めることを羨ましいとは思わなかっただろうし、アナウンサーを超能力者のようにも思えなかったはずです。

子供の頃の私は、アナウンサーが渡された原稿をスラスラ読むのを見て「こういう特殊な能力がある人がアナウンサーになれるんだ」と本気で思っていました。
 

ところが・・・

小学校に入学して、周りの友達がアナウンサーと同じように「本をスラスラ読んでいる」光景をみて驚愕しました。それと同時に「自分の方がおかしいのだ」と初めて気づかされたのです。

(><)大ピーンチ!

それよりなにより、真っ先に感じたのは「恐怖」です。

その恐怖とは、親が学校に呼び出されて、三者面談の形で、先生から親に「お宅の○○君、実は・・・」と障害のことを告げられる恐怖です。

つまり、愛情いっぱいに育ててくれた両親に「お宅の子供はバカである」という事実を告げられ、レッテルを貼られる恐怖・・・

いわば「親にバカがバレる恐怖」です。これは親に対して申し訳ないとの思いからくる恐怖でしたが、私にとっては身長の伸びを遅くらせるほどの精神的な恐怖でした。

事実、小学生のころ、5月生まれであるにもかかわらず、身長がクラスで前から3番目だったのです。これは自分なりの分析ですが、すべてこの「読字障害」を気に病みながら学校に通っていたことに由来していたと思います。

成人した今日、平均身長になれた私ですが、それは、大人になるにつれ読字障害が治ったことに伴い、心理的な開放を得たために、20歳を過ぎてからも身長が数センチも伸びたからだと理解しています。

この場を借りて、学校で指導をなされている先生方にお願いしたいことがあります。
 

それは・・・

音読の苦手な生徒に「抜き打ちで」本を読ませることだけはやめていただきたいということです。それは心臓疾患のある生徒に、校庭を全力疾走してきなさいと命令するようなものだからです。

彼ら彼女らは「困っている」のです。「悩んでいる」のです。

「はい、○○さん。何ページの何行目から読んでください」

先生からのこの言葉ほど、彼ら彼女らを「恐怖」させる言葉はありません。

先生方は、自身が学校の成績がよかったために先生になれた事実を、もう一度理解していただきたいと思います。世の中には、さまざまなハンデを抱えていて「それを悟られないように」日常を過ごしている子供たちが大勢いるのです。そのような気持ちを「ぜひ」察してあげていただきたいのです。

『ぼくとベルさん:友だちは発明王』あらすじ

「みんなにはできて、ぼくにはできない……」読み書きが苦手な少年、エディ。電話の発明家、ベル氏との出会いが、彼の人生を大きく変えていき……。

「エディ、きみとわたしは似た者同士だな。きみは読み書き、わたしは発明。世間がよってたかって無理だと言ってきたって、われわれは、さらにがんばるのみだ! 」

「がんばった結果がなかなか出ないこともあるかもしれない。このまま一生うまくいかないんじゃないかと思うことだってあるだろう。でもね、夜のあとには朝が続いているように、必ずそのときはやって来る」

1900年代のカナダを舞台に、電話の発明家とし知られるアレクサンダー・グラハム・ベル氏と、主人公の少年・エディとの交流を描いた歴史フィクション。周囲との違いに悩み苦しみながらも、何事もあきらめずに、粘り強く挑戦する大切さを伝える一冊。
 

以下の点に注目し話を深堀りしてみるのはいかがでしょう?
 

『ぼくとベルさん』の着眼点
     
    障害は個性のあらわれの一つ
    メンター(師匠)の存在はありがたい
    心のメンターを読書に求めるのもいい
    個性の活かし方について思うこと
    個性を活かす場合に注意すべきこと
    障害のある人への接し方
    続けることの大切さ
    失敗に対する考え方
    ベル「先に進もうとする前に、まずは出来た事を喜ぶ、失敗はくよくよしない」
    ベル「われわれは失敗から多くを学ぶ。失敗があるから挑戦する。失敗にも感謝しなくちゃいけない」
    ベル「苦労するのはいいことだよ、苦労のない朝を迎えたことなど一日もない、もし上手く行ったことの数で人を成功者かどうか測るなら、私は前代未聞の敗北者の一人になる」
    ベル「法則には例外がつきもの…例外の良いところは、人に油断をあたえないこと。例外に人は敏感になるのは良い事だ」
    ベル「夜の後には朝が続いているように、必ずその時はやって来る」
    エディ「かしこさとは強い欲求のようなものなの」

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『ぼくとベルさん』感想文【例文2作】

読書感想文の「構成」「話の広げ方」「表現方法」などは下記のページに書かれています。中高生向けですが、参考になる点も多いはずです。

【最重要ページ】読書感想文で「高得点」を得るためのポイントはこちらのページに書かれています!ダウンロードできる「そのまま使えるテンプレート」「構成のサンプル」もありますので是非活用してください。

読書感想文の書き方のコツ図解
(テンプレート付き)

 
では、以下に『ぼくとベルさん』の感想文の書き方の例を掲載いたします。
 

『ぼくとベルさん』(読書感想文の書き方の例文①)

『ぼくとベルさん』を読んで

「友だちは発明王、なんてすごい友達だろう・・・」これは、本のタイトルを見て初めに思った感想です。そんなすごい友達がいたなら、僕ならどんな質問をしようか。また、どんなアドバイスをしてくれるかな。そんな思いにかられて、この本を読むことに決めました。

この物語の主人公は、数学は得意なのに読み書きがとても苦手な10歳の少年エディ。エディは読み書きが苦手な障害のある子供でしたが、10歳になるまで、その障害のことは周囲に気づかれずにいました。しかし、ある日そのことが分かってしまい、父さんや家族にエディは失望されてしまいます。そんなエディでしたが、エンピツを拾ってあげたことがきっかけで、発明王のグラハムベルと知り合いになります。ベルはエディの着想や発想力の面白さに感激して友達になります。また、ベルの知り合いのヘレン・ケラーとも会わせてくれ、エディはヘレン・ケラーからもたくさんのアドバイスを受けるという、そのようなお話です。

僕がこの本の中で、一番印象に残ったのは、エディがヘレン・ケラーに会い「かしこさとは強い欲求のようなものなのだ」と気づいた場面です。なぜなら、これまで僕は、頭がいいというのは、記憶力がよかったり、頭の回転がよかったり、ほかの人が考え付かないようなことを思いついたりする人を指すのだとばかり思っていたからです。そのため、ヘレンとの出会いから得た「強い欲求」という考え方は、これまでにない考え方であり、頭のよさについての捉え方を変えてくれたからです。

頭のよさの一つに、この「強い欲求」というのが加わったため、記憶力や頭の回転が普通な人でも、何かに興味をもち、それを続けていれば、褒められるような立派なことでもできると思えるようになったからです。

また、ベルさんは発明家としてはもう終わっているとの噂に対して「なにも発明は若い人だけがやる事じゃない。興味さえ失わなければ、年を重ねるほどにかしこくなるものだと思う」と言った父さんの言葉も印象に残りました。なぜなら、この言葉はヘレン・ケラーの言った「強い欲求」と同じだと思えたからです。

この本を読んで「強い欲求も賢さの一つ」という考え方に出会えた僕でしたが、なぜこの考え方に興味づけられたかを考えてみました。おそらくそれは、これまで欲求の大切さについて教えてもらったためしがなかったからだと思います。本に出てきた、ベルさんの言葉にも「もし上手く行ったことの数で人を成功者かどうか測るなら、私は前代未聞の敗北者の一人になる」というものがありましたが、たくさんの失敗をしてもくじけなかったのは、それを上回るほどの「強い欲求」があったからだと思うのです。

おそらく、著者のフィリップ・ロイさんは、この本で「長所に目をむけなさい」「自分の欲求を大切にしなさい」というメッセージを伝えたかったのだと思います。そのように感じさせられた素晴らしい本でした。(1199文字)

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『ぼくとベルさん』(読書感想文の書き方の例文②)

『ぼくとベルさん』を読んで

 
 
製作中です・・完成しだい掲載いたします。

 
 

「2018青少年読書感想文全国コンクール」小学校高学年の課題図書その他の3冊

2018年の同学年の課題図書は、以下の3冊になります。
 
『奮闘するたすく』

【概要】最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。近所で道に迷ったかのように歩いていたり、やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり…。「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、佑はデイサービス(通所介護)に連れていくことになった。しかも、佑が逆らうことのできない早田先生は、そこで見たこと、聞いたことをレポートして夏休みの自由研究として提出しなさいって…。友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、お年寄りと接しながら、介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていく。坪田譲治文学賞受賞作家が描く、子どもにとっての「介護」とは?

『奮闘するたすく』あらすじと読書感想文書き方5つのヒントと例文
 

『こんぴら狗』

【概要】飼い主・弥生の病気が治るようお祈りするため、ムツキは、江戸から讃岐の金毘羅さんまでお参りに出された。京都までは、知り合いのご隠居さんといっしょに旅ができるはずだったが…。ムツキの、往復340里(約1340km)にもおよぶ旅路と、道中での出会いや別れをえがく。「こんぴら狗」というかつて実在した風習をもとにした、江戸時代の歴史物語。

『こんぴら狗』あらすじと読書感想文の書き方2例


 
『クニマスは生きていた!』

【概要】奇跡の魚・クニマスが私たちに問いかける「命のつながり」とは…。最後のクニマス漁師だった三浦久兵衛さんと、久さん親子の姿を通して描いた、感動の物語。

『クニマスは生きていた』あらすじと読書感想文の書き方
 

個人の能力は多角的に捉えるべき
 個性は治すのではなく活かすもの

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