ポンティの物語の「シチュエーション36分類」は?

フランスの劇作家ポンティは「36のシチュエーション(劇的境遇)」を書き残しています。物語を作る際に取り入れるべき「心を揺さぶる出来事の列挙」ですが、人生で人が心を乱す出来事の例として参考になるものです。

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01、哀願・嘆願
02、救助・救済
03、復讐
04、近親者同士の復讐
05、追走と追跡
06、苦難・災難
07、残酷な不幸の渦に巻き込まれる
08、反抗・謀反
09、戦い
10、誘拐
11、不審な人物、あるいは謎
12、目標への努力
13、近親者間の憎悪
14、近親者間の争い
15、姦通から生じた残劇
16、精神錯乱
17、運命的な手抜かり・浅い配慮
18、つい犯してしまった愛欲の罪
19、知らずに犯す近親者の殺傷
20、理想のための自己犠牲
21、近親者のための自己犠牲
22、情熱のための犠牲
23、愛するものを犠牲にしてしまう
24、三角関係
25、姦通
26、不倫な恋愛関係
27、愛するものの不名誉の発見
28、愛人との間に横たわる障害
29、敵を愛する場合
30、大望・野心
31、神に背く戦い
32、誤った嫉妬
33、誤った判断
34、悔恨
35、失われたものの探索と発見
36、愛するものの喪失

韓国ドラマなどは、上記の王道的シチュエーションで、コテコテに作られている作品が多いように感じます。

「物語の種類」ではありません。あくまでもシチュエーションであり、物語とはこれらの局面にからんで、物事が因果関係で結ばれて構築されたものです。そもそもこのシチュエーションは、具体的なものと抽象概念みたいなものがごっちゃになっていて一貫性がありません。また複数のシチュエーションが組み合わさるため、物語自体は無限といっていいほど膨大な数になります。

【重要】人間が人生の中で学ぶべきテーマは決まっています。人が生まれてから死ぬまでに経験する不幸も分類できるのです。仏教でも「人間には108つの煩悩(欲・悩み)がある」ともいいます。すべての物語は、それらの内のいくつかを組み合わせたものであり、実生活で体験する前に「疑似体験」しておくことで「心を鍛えておくために存在する」といってもよいものです。

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物語の法則性

物語にはパターンがあるのか?
古くはシェークスピアも物語のパターンを研究していたといいます。音楽にも、イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→アウトロ・・といったような大まかな「型」がいくつも存在するように、物語にも感情を揺さぶるための、おおまかな「型」がいくつも存在するようです。

物語と音楽の共通点は「目的とする脳の状態に誘導るための創作物」という点でしょうか。「特定の感情を作るための創作物」ともいえそうです。効果的に感情を作り出すためには、順序だて(並べ方・構成)が重要という点も共通しています。物語は「知識の提供順序」、音楽は「音の配列」です。

脳内に特定の感情を意図的に作り出すものであるため、それらはいわば「薬学的効果」に近い効果を有するものです。そのため物語や音楽は、しばしば「マインドコントロール」のために悪用されることもある存在です。

物語や音楽に触れて「感動した」という場合、純粋に「感動した」と喜ぶだけでなく「感動させられた」という捉え方もできるようにしたいものです。意図的に「コントロールされた」わけですから・・・。


(画像引用元:物語を作る脳を育てようより)

 

物語の王道、それは・・・

行って戻る
来て戻る

 
・・この2つ。
 

「桃太郎」
「浦島太郎」
「かぐや姫の竹取物語」
「宇宙戦艦ヤマト」
「スターウォーズ」
「ドラゴンボール」
「星の王子さま」


 
これらすべて「行って戻る」「来て戻る」お話。

(「鬼滅の刃」も、鬼退治に出て、家に戻る話・・・)
 

どうして人間は、そのような「行って戻る」「来て戻る」の話に興味をそそられるのか?

それは・・・

そこに「人生の縮図」を見ることのできるからです。

つまりは

「この世に生まれ」→「あの世に帰る」
「あの世から来て」→「この世から帰る」

この「人生」という時間の中で経験するさまざまな出来事を、一つの物語の中で学べる内容だから興味づけられるのです。

人生で遭遇する「試練」や「災難」「不幸」のパターン、また「人としてあるべき姿」や「人として大切なこととは何か」を、このような物語は教えてくれるからです。

物語、特に神話は「人生の縮図」の提供であり、また「人生の羅針盤」のような存在であるため読み継がれているのです。そのため「世界中の神話」の内容は同じような構成になっているのです。


 

■商品を買わせるための広告文章にもパターンがあるようです。


画像元:「言葉ひとつで“儲け”は10倍! 」より

 

人生で遭遇する出来事は分類、列挙ができる。
 実生活で経験する前に、文学作品や映画などを通じ疑似体験しておくべき

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