「みずをくむプリンセス」読書感想文の書き方【例文3作品】

2021年の課題図書対策!
こちらでは「第67回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校「低学年」の部(1、2年生用)
『みずをくむプリンセス』の「あらすじ(内容)」や「着眼点のポイント」、そして「感想文の書き方の例文」などをご紹介いたします。

※おもに、子供が800字で読書感想文を書くための「書き方を教える大人むけの内容」になります。

「みずをくむプリンセス」
発売日:2020年06月05日頃
著者/編集:スーザン・ヴァーデ, ピーター・H・レイノルズ
出版社:さ・え・ら書房
ページ数:40p
価格:1,650円(税込)

 

~~目次~~~~~~~~~~~~~~~
「みずをくむプリンセス」あらすじ(概要)
ここがポイント!着眼点の例
「みずをくむプリンセス」読書感想文の例【3作品】
他の課題図書&過去の課題図書

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「みずをくむプリンセス」あらすじ(概要)

わたしはプリンセス・ジージー。わたしの王国、それはアフリカの空と土ぼこりのたつ大地。でも、そこに水はない。だからわたしは、朝はやくおきて、ずっとずっととおくまで水をくみにいく。いつの日か、わたしの王国に、つめたくてきれいな水があるといいな。いつの日か、きっと。・・・このように、アフリカの、ある水くみ少女の一日を描いた絵本です。

※ もとになる話をしてくれたのは、スーパーモデルのジョージー・バディエルさんです。ジョージーは、有名なファッションショーや、雑誌のモデルとして、世界中で活躍しています。

ジョージーは、西アフリカのブルキナファソで生まれました。子どものころ、水くみをした経験があり、水がどんなに大切か、よくわかっています。ジョージーは、いまアフリカで井戸をつくる運動をしています。ひとりでも多くの人が、きれいな水を手に入れられるように、プリンセス・ジージーの夢みた王国が、ほんとうになりますようにと。 
 

「みずをくむプリンセス」着眼点の例

     
    以下のような着眼点を参考に感想文をまとめてみるとよいでしょう。

    あとがきにはこうあります・・・世界では10億人くらいの人が近くに水がない暮らしをしています。アフリカ人スーパーモデルのジョージー・バディエルさんは子どものころ、水くみをした経験があり、水がどんなに大切か、よくわかっています。ジョージーは、故郷とその周辺に井戸を作る運動をしています。水は命の源であり、安全な水を手に入れることは、だれにとっても基本的な権利です。水の問題に気づき、もっと多くの人たちに安全な水を届けるための力になってくださるとうれしいです。・・このメッセージに本書を世に送り出した理由のすべてがあります。

    日本がどれだけ恵まれているかを発見できたこと。水のありがたさ、特に「綺麗な水」の貴重さについて。

    主人公のジージーの一日は、水を汲んで運んでくることで終わってしまいます。その点に注目し「もし日本なら・・・」や「もし私なら・・・」で感想を述べてみるのも良いでしょう。

    アフリカと日本では、どうしてここれほど生活が違うのかを考え、日本に暮らす私たちがしてあげられることについて。

    水だけではなく、普段私たちが、なにげなくムダにしているほかのものの中にも、水をムダにしているのと同じようなものはないかを想像し、そのことについて考えてみたこと。

    「今あたりまえのように存在する何かがもし無くなったら?」と想像し、その点を中心にした感想文にするのもよいでしょう。

    アフリカで暮らす、ジージーは、日本とは比べ物にならないほど、貧しい生活をしています。しかし、ジージーには信頼できるお母さんやお父さんがいて幸せそうにもみえます。この点に注目し「裕福な日本で暮らしている人の中にも、心はアフリカでの生活より不幸に見える人が大勢いるのはなぜか?」という疑問を持ったという感想にし、自分の考えた「幸福や不幸の定義」を小学生の言葉で述べる高度な感想文を書くのもよいでしょう。

    この本のモデルとなったジョージーさんは、故郷とその周辺に井戸を作る運動をしていますが、彼女の活動について感じたこと。

    この本を読んで、水の貴重さや、日本と外国との生活の違いなどを学べたはずですが、このように「読書にはさまざまな知識を増やす力」があります。今回の読書を通じ「本を読むことの大切さを知ることができました」という感想を加えるのもよいでしょう。

    この本を書いてくれた人や、この本を買ってくれた家族への「感謝の気持ち」を加えるのも、高評価を得られる作戦の一つです。(笑)

    ・・・これら中からいくつかを取り上げ「自分の考え」や「過去の思い出」などとからめて感想文を書いてみましょう。
     

    ※日本と海外の生活を比較する課題図書として、2018年の課題図書『すごいね!みんなの通学路』がありますので、こちらも参考にされるとよいでしょう。
    『すごいね!みんなの通学路』読書感想文の書き方【例文あり】
     

 
学校などの教育機関が与える課題は「教育的成果」を期待してのものです。そのため、教育機関からの課題としての読書感想文を書くにあたっては「どのような学びを得ることができたか」を感じ取れる感想文にすることが大切です。

つまり、教育機関からの課題としての感想文は・・

感想文を書きなさい=どのような学びが得られたかを書きなさい

 
・・の意味だからです。そのような方向性(どのようなことが勉強になったか)を意識して、伝える内容や構成を考えてみましょう。

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「みずをくむプリンセス」読書感想文の例文【3作品】

以下に3作品をご紹介いたします。文字数はまちまちですが「書き方」「着眼点」の参考にしていただければと思います。小学生ではまだ習っていない漢字も含まれているため、その部分も平仮名に直して文字数の調整を行ってください。

便利な文字数カウンター

「みずをくむプリンセス」を読んで①

私が読んだ『みずをくむプリンセス』という本は、今、アフリカで暮らす人の本当の様子が書かれているということで、とても驚きました。

なぜなら、この本の主人公のジージーという女の子は、毎日水をくむためだけに、朝早く起きて、夕方遅くなるまで、遠くの場所まで往復しなければならないからです。アフリカは日本と違い、雨があまり降らないため、水が貴重なのだということをこの本を読んで初めて知りました。

そうだとしたら、どうすればジージーのような女の子を助けてあげることができるのかと、いろいろ考えてみました。海から水を引くのはどうかとか、深い井戸を掘ってあげるのはどうかとか、雨の降る場所に大勢の人を移動させればいいのかなとか、いろいろ考えてみて、お母さんにそのことを教えました。

でも、みんな同じようなことを考えるのに、なかなか実現しないのだそうです。それは、アフリカにいる大勢の人が使う水を十分に用意するには、ものすごく費用が掛かるからだそうです。

私はこの本を読んで、みんなが少しずつ、ジージーの住む国の人に、お金を寄付すればいいと思いました。そのためには、みんなが少しずつ自分が買いたいものを我慢をする必要がありますが、私はジージーのように、ものすごく困っている人のためなら、欲しいものを少し我慢をすることは仕方がないと思いました。
 

「みずをくむプリンセス」を読んで②

「なんてジージーは可哀そうなんだ」。僕はこの本を読んで、主人公のジージーについてそう思いました。また、日本に住む自分のことをジージーと比べて、ものすごく幸せなんだとも思いました。それは、アフリカに住むジージーは、毎日、水をくむだけのために、遠くの場所までツボを持って往復する生活をしているからです。

朝から晩まで、水をくみに行くために往復しているということは、僕のように学校にいったり、遊びに行ったりもできないということです。そのためジージーは、おそらく字を読むこともできないし、いろいろな遊びも知らないで大人になるのかなと思いました。

そのことを考えると、ぞっとするほど不幸なことだと思いました。また、水がないなら火事になったらどうするのかとか、魚を食べたことはないのかとか、水がないとできなそうなことをいろいろ心配してしまいました。

僕はこの本を読んで、もし今ある何かがなかったならどうなるのかと、色々考えてみました。そして、一番なくなると困るものはなにかも考えてみました。すると、僕にとって一番なくなると困るものは、お父さんとお母さんだと気がつきました。

いろいろなものがなくなっても、その代わりになるものを見つければ何とかなりそうですが、お父さんとお母さんには変わりがないことが分かったからです。そのため、これからは今までより、お父さんとお母さんといる時間を大切にしようと思うようになりました。
 

「みずをくむプリンセス」を読んで③
 
私は本を読むことが大好きです。そのため、感想文の課題図書の4冊を全部買ってもらいました。その中で一番印象に残った本が『みずをくむプリンセス』でした。

この本には、とても信じられないようなことが書かれていました。それは主人公のジージーというアフリカの女の子は、毎日、水をくむだけのために、朝から晩まで遠くまでの道のりを歩いて往復している様子が書かれていたからです。

私が驚いたのは、その話が大昔の原始人の話ではなく、現在の話だという点です。私は日本で生活しているわけですが、日本では蛇口をひねれば、すぐに水が飲めます。しかし、そんな日本にいる私は水を飲むことをあまりしていません。なぜなら、喉が渇いたときは、水ではなくジュースや麦茶など味の付いたものを飲むからです。

また、ジージーの飲んでいる水は、きれいな透明の水ではなく、少し濁った水を一度お湯にしてから飲んでいます。一度お湯にするのは病気にならないためだといいます。アフリカでは綺麗な水を普通に飲むことすらできないということを知りとてもショックでした。

私はこの本を読んで、世界には現代でも原始時代のような貧しい暮らしをしている人がいるのだと知ることができました。そのためそのような貧しい国の人のために何かできないかと考えてみました。

でも、子供の私では何もできそうにないので、大人になってから、ボランティアなどで外国の人を助ける仕事をしてみようと思いました。そのため、今はしっかり勉強して、外国に行って働くための準備をしたいと思いました。
 

 


 

用紙・字数のルール その他

原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。
文字数については下記のとおりです。

小学校低学年の部(1、2年生) 本文 800字以内
小学校中学年の部(3、4年生) 本文1,200字以内
小学校高学年の部(5、6年生) 本文1,200字以内
中学校の部 本文2,000字以内
高等学校の部 本文2,000字以内

※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。

応募のルールについての詳細は主催者ページで発表されます。
「青少年読書感想文全国コンクール応募要項」
 

知ることは人間の行動を変える
 

他の課題図書&過去の入賞作品

2021年の小学校低学年(1、2年生)用の課題図書は次の4冊です。
クリックすると解説ページが開きます。

過去の課題図書の紹介

過去の課題図書も「自由読書」のジャンルとして感想文を提出することができます。そのため、どの本を読もうか迷っている場合「書き方のアドバイス」や「例文」が存在する過去の課題図書の中から本を探してみるのも得策です。

2020課題図書
 
2019課題図書

2018課題図書

2017課題図書

2016課題図書
 
 
また、長年読み継がれている「名作」の中から感想文を書く本を選ぶのもよいでしょう。こちらも書き方のアドバイスや例文つきです。
名作おすすめ本一覧
 

【最重要ページ】感想文を書くにあたっての「コツ」「構成」「話の広げ方」などの詳細は下記のページに掲載しています。中高生向けですが、小学生に書き方を教えるご家族にも参考になる内容ですので、ぜひ一読ください。(気になる審査基準も掲載!)


読書感想文の書き方のコツ
(テンプレートつき)

書き方の参考用に、過去の入賞作品の紹介ページも作りましたのでご活用ください。

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